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[ロゴ]FUJINON 4K CINE LENSES

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    新時代の夜明け

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information

2017.06.01
MK50-135mm T2.9発表
2017.02.22
MK18-55mm T2.9発表
2016.04.16
NAB出展
2015.11.18
InterBEE出展
2015.09.11
IBC出展
2015.08.26
BIRTV出展
2015.08.21
シネマレンズスペシャルサイトオープン

Special

#04
04
  • MKレンズシリーズが作り出す新しいデジタルシネマの世界 後編

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    MKシリーズが捉える新しい時代
    • [写真]

    撮影風景。カメラマン2名、アシスタント2名の撮影チーム。スモールユニットが組めるのもMKの機動力の高さからだ

    Vol.04「MKレンズシリーズが作り出す新しいデジタルシネマの世界」では富士フイルムから発売されたシネレンズMKシリーズが持つ光学性能や筐体のデザインについて書いたのだが、今回は実際の撮影における使用感とその作品の制作について話を進めていきたい。
    [ロゴ]株式会社マリモレコーズ

    映像と音楽のプロダクションカンパニー
    株式会社マリモレコーズ 江夏由洋・金戸 聡和

    撮影は5月末、深緑の季節を狙って、京都最古のお寺ともいわれている「東福寺」をその舞台に選んだ。まずは作品をご覧いただきたい。
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    冒頭にお伝えしたいことは、FUJINON MKシリーズがあまりにも素晴らしかったということである。美辞麗句を並べるつもりはないが、今までのようなPLマウントを使った撮影には戻れないと感じるほどの、最高のパフォーマンスを発揮してくれた。申し分のない美しい画質に加え、コンパクトな筐体が可能にするスチルレンズと変わらない機動力の高さは、まさにFUJINONの技術の結晶である。グレーディングを経て完成された重厚感ある映像に、新しいシネマレンズの時代を感じることとなった。
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    立体感のある重みと、美しい色表現はシネマレンズを作り続けてきたFUJINONの画そのものだ

    撮影ではSony PXW-FS7を使用

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    PXW-FS7とFUJINON MKシリーズで撮影に挑んだ。Eマウントをネイティブで使用

    今回の撮影では、すでに発売になっているMK 18-55mm T2.9に加え、7月中旬発売予定のMK 50-135mm T2.9の2本を使用。カメラはSony PXW-FS7を2台で、ATOMOS SHOGUN INFERNOを使ってモニタリングと4Kのバックアップ収録を行った。収録はDCI 4Kの60pを採用し、24pのタイムラインにおけるハイスピード作品を目指した。

    Eマウントを採用したFUJINON MKシリーズと最も相性のいいカメラこそがFS7と言っていいだろう。FS7はDCI 4K/60pをイントラフレームの10bitで手にできる最高のデジタルシネマカメラである。S-Log3のガンマでS-Gamut3.cineのカラースペースで撮影を進め、デジタルシネマのワークフローに載せてポストプロダクションを行った。

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    α6500との組み合わせも素晴らしい。機動力は抜群だ

    もちろんEマウントであれば、FUJINON MKシリーズはミラーレス一眼のαシリーズにもつけることができる。イメージサークルがスーパー35mmなので、α7R IIなどのフルサイズには合わせられないが、α6500やα7R IIのクロップモードなどでもFUJINON MKシリーズはぴったりだ。特にα6500との組み合わせは「世界最小」のシネマレンズセットアップと言っていいだろう。しかも4K/24pであれば、どんなハイエンドなカメラとも肩を並べるシネマ画質を狙える。

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    α6500で撮影し、グレーディング。8bitとは思えない質感を持っている

    圧倒的な画質と色-FUJINONの技術の結晶

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    単焦点・プライムレンズに肉薄する画質といっていい

    前回の記事でも触れたが、FUJINON MKシリーズが「時代を変える」と思う理由は4つある。一つは、スチルレンズでは実現しにくい高い光学性能、現場で操作しやすいメカニカルな機構、すべてがシネマレンズ規格であるということ。もう一つはズームレンズであるにも関わらず単焦点に肉薄する画質を捉えるということ、3つ目に、驚くほどコンパクトで軽量であること、そして最後に、驚きの価格である。光学性能や機構についてはすでにいろいろと記したが、FUJINON MKシリーズで得られる画質の素晴らしさも是非知って欲しいと思う。

    まずS-Log3/S-Gamut3.cineで撮影した素材の切り抜きを見ていただきたい。MK 18-55mmの開放値T2.9が、14ストップを誇るS-Log3のスペックを十分に活かしているのがわかる。窓から入る光と暗い和室の奥行感が、何とも言えない美しさとともに4Kで描かれている。レンズの能力の高さが実現する、グレーディング冥利に尽きるワンカットといえるだろう。

    撮影したS-Log3/S-Gamut3.cineの素材はSonyオフィシャルのLUTである「SLog3SGamut3.CineToLC-709TypeA.cube」を使用してREC.709のカラースペースにいったん収め、DPXを中間コーデックとして色編集を施した。編集では、Adobe Premiere Proで荒編を行い、After Effectsでカラーコレクションとコンポジットを進めた。

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    14ストップのダイナミクスレンジがよくわかる。MK 18-55mmのT2.9で捉えた

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    SonyのオフィシャルLUTをかけ、更にノイズ処理をして基準となる画を作成

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    最終グレーディング後の画。奥行を感じさせる演出で編集を行った

    そして屋外でMK 50-135mmを使って撮影した素材のスキントーンの諧調に注目してほしい。バストショットであるにもかかわらず、フェイスの立体感が美しく、肌の質感が手に取るようにうかがえる。また衣装である着物のテキスチャーまでもが素晴らしく良く捉えられている。またこのシーンではフォーカスを、手前の楓の葉っぱからモデルの顔に送っているのだが、ブリージングのないトランジションをFUJINON MKシリーズは見事に見せてくれた。

    作品の中で他にもフォーカスを動かしているカットがあるのだが、画角変動が起きないカットの美しさこそがシネマレンズがなせる映像表現であると実感させられる。フォーカスリングのトルクも絶妙で、このあたりはシネマレンズを作り続けてきたFUJINONのノウハウがしっかりと受け継がれているのだろう。

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    ノーライトで撮影した屋外のS-Log3/S-Gamut3.cineのワンカット

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    最終グレーディング後の画。とにかく色が美しい

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    ブリージングのないフォーカス送りは、シネマレンズの技術があってこそ

    高い光学性能が可能にする「ズーミング」

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    ズームリングにフォローフォーカスをつけた

    今回は「ズーム」を活かしたコンポジションにも挑戦した。FUJINON MKシリーズは、その高い光学性能により「ズーミング時の焦点移動の制御」と「ズーミング時の光軸ずれの制御」が実現されている。そのためズームを使った撮影表現が可能だ。FUJINON MKシリーズは絞り、ズーム、フォーカスすべてのリングで0.8Mピッチを搭載しているため、ズームを使う撮影ではフォローフォーカスをズームリングに装着した。

    従来シネマの撮影でズームを使うことはあまりないのだが、こうやってズームレンズの光学性能が高いと撮影の幅がぐっと広がる。MK 18-55mm、MK 50-135mmともTストップを落とすことなくズーミングが全域で可能なため、感覚に任せてズーミングを使った表現を作品で活かせるのがとても魅力的だ。

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    ズームによる映像表現が可能になると、表現方法の可能性が広がる

    シームレスアイリスで得られる完璧な露出

    同様にアイリスがシームレスに動かせるため、露出の設定が非常に細かく行える。普段であれば3分の1段で刻まれるスチルレンズで絞りを動かしているため、どうしても微妙な調整が難しい。特にLogの撮影では露出を決めることが一番大切な部分である。S-Log3/S-Gamut3.cineの場合、18%グレーが41%の輝度で合わせると最も諧調のある映像を手にできるため、今回はSHOGUNや外部モニターのウェーブフォームを何度も確認して、カメラマンとワンカットずつ丁寧に露出を決めていった。

    演出としてこだわったのは顔に露出を合わせすぎないという点だ。東福寺に降り注ぐ美しい光を表現したかったため、それぞれの場所で光と影が交差する様子を出せるようにライティングを行った。グレーディングでは黒を意識して、立体感が生まれるように、色と輝度を編集した。FUJINON MKシリーズがあってこそのポストプロダクションのワークフローだと感じている。

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    グレーディング前のカット。T3.5でNDは1/16。MKシリーズの使い勝手は100点だ

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    東福寺の通天橋が魅せる深淵なる様子を魅せるため、立体感を意識したグレーディングをした

    最強の機動力

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    編集中のAfter Effectsの切り抜き

    今回の撮影ではカメラマンが2名、アシスタントが2名という4人だけの技術陣で撮影を挑んだ。特機としてジブクレーンやレールを駆使しつつも、何らトラブルのない進行だったと思う。これは「たった2本」のレンズだけで欲しい焦点距離すべてをまかなえるというFUJINON MKシリーズが持つ最強の機動力のおかげだと思う。500mlのペットボトルをほとんど同じ大きさで重さも1Kgを切る筐体は、レンズ交換も含めて信じられないような、効率的な撮影スタイルを可能にしてくれる。正直片手でレンズを外すこともできるほどで、女性であっても、αにFUJINON MKシリーズを付けて、ハンドヘルドで撮影は可能だ。FUJINON MKシリーズを使った撮影を通じて得られたコストパフォーマンスも、奇跡的だと実感している。

    これがもしPLマウントの単焦点シネマレンズの運用となれば、スタッフの数はもとより、使う特機の大きさや操作の難易度など、コストの面も含めて規模は一気に大きくなってしまうだろう。18mm-135mmまでの焦点距離を得ようとすれば単焦点レンズは6本~8本は常に運ばなければいけない。同等の画質を得られるとなれば、FUJINON MKシリーズが可能にするシネマスタイルがいかに次世代であるかわかってもらえると思う。正に新しい撮影ワークフローが生まれる瞬間を見せてくれる、パーフェクトシネマズームレンズと言っていいかもしれない。

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    総重量が軽いため、使う特機を選ばない。オペレーションも簡単で確実だ

    「シネマレンズを所有する」時代の幕開け

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    シネマレンズを作り続けてきたFUJINONの技術がぎっしりと詰まったFUJINON MKシリーズ。メーカー小売価格はMK 18-55mm T2.9が42万円、MK 50-135mm T2.9はが45万円と、2本合わせて100万円を切ることになる。18mmから135mmまでの画角をT2.9通しで使え、その画質がFUJINONクオリティとなれば、その価格がいかに信じられないかが分かっていただけるだろう。PLマウントの数々のシネマズームレンズは10倍以上の値段だったためにレンタルすることが当たり前であったのだが、いよいよ「シネマレンズを所有する」時代がやってきた。本当に夢のような話である。

  • XK徹底レビュー 今までになかった、パーフェクトPLズームレンズ。

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    MKレンズシリーズが作り出す新しいデジタルシネマの世界
    • [写真]

    時代を変えることになるMKレンズシリーズ。驚きの価格に隠されたFUJINONの技術。一度手にするとそのすばらしさ一目瞭然だ

    今回のMKレンズシリーズが新しい時代の扉を開けると実感しているのは4つの理由がある。一つは、スチルレンズでは実現しにくい光学性能、メカニカルな機構、すべてがシネマレンズ規格であるということ。もう一つはズームレンズであるにも関わらず単焦点に肉薄する画質を捉えるということ、3つ目に、驚くほどコンパクトで軽量であること。そして最後に、驚きの価格である。
    今回は、一つ目に挙げた光学性能とメカニカル機構に焦点を当てたい。
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    全域開放T2.9で攻める、FUJINONクオリティ

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    開放T2.9を全域で実現し、Eマウントを採用し、驚きの光学性能を持つMKシリーズは次世代のシネマズームレンズといえる

    シネマレンズとスチルレンズの一番大きな違いは、アイリスがリニアに動かせるかどうかという点だ。スチルレンズの多くは1/2や1/3刻みのステップでアイリスの大きさが変わるに対し、シネマレンズはシームレスにアイリスの調整を行える。最適な露出を狙うには、絞りをリニアに動かせるのは非常にありがたいと感じる人は多いだろう。そしてMKシリーズは全ズーム域において開放T2.9(F/2.8)の明るさを実現し、この開放値T2.9においても画質には大きな自信があるというのが素晴らしい。


    「引きボケ」も「光軸ズレ」も一切なしの最強ズーム

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    「引きボケ」の心配は一切ない。バックフォーカスの調整機能も搭載している

    さらに日本のレンズ技術の最高峰であるFUJINONの技術がMKシリーズにはぎっしりと詰まっている。ズームレンズというのはそもそも単焦点レンズに比べて圧倒的に設計が難しい。物理的に構成されるガラスを動かすことで焦点距離を変える仕組みになっており、稼動する範囲すべてで画質の保証をしなければならないからだ。

    例えば写真用のズームレンズの場合、焦点距離によってフォーカスに位置がずれてしまう「引きボケ」がよく生じる。つまり、ズーム位置を変える度にフォーカスを確認する必要があるということだ。動画を撮影する場合にこれは非常に厄介な現象で、ズームを動かしてフォーカスがずれるということは当然ズームを活かしたコンポジションは使えなくなる。またフォーカスの確認が常に要求されるとなると、ドキュメンタリーの動画撮影などの場合カメラマンへの負担は相当なものだ。

    MKレンズはこの「引きボケ」が一切ない。一度フォーカスを決めれば、どのズーム域においてもその位置がずれることはないのだ。もちろんENGのレンズのように、一番ピントがわかりやすい最テレ端でフォーカスを調整すれば、後は自由に画角を変えることができる。

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    光軸ズレもない。引きからのズームワークにおいて、その中心は不動だ

    さらにズームによる光軸のズレも一切ない。光軸のズレというのは、ワイド端の中心位置とテレ端の中心位置がずれる現象なのだが、MKレンズは完璧な光学ズームを実現してくれる。正直これには驚かされる。

    ブリージングを排除したシネマレンズ設計

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    ブリージングがないので、積極的に深度のコントロールを行える

    そしてMKシリーズの一番の特長は「ブリージング」の問題を見事に解消していることだ。「ブリージング」はほとんどのスチルレンズで起きる現象で、フォーカスを動かす際に微妙にコンポジションのサイズが寄り引きして、画角がずれてしまうことを言う。動画を撮影する際には、ワンカットの中でフォーカスは常に操作されているため、このブリージング起きると映像が少々醜いことになる。当然動画のために設計された高価なシネマレンズの数々はブリージングが起きないようになっているのだが、静止画を捉えるために設計されているスチルレンズではこういったブリージングがよく起きてしまうのだ。MKレンズはズームレンズでありながらブリージングを排除しており、その高精度な設計がうかがえる。

    Eマウントで得た最高画質と、コンパクトなボディに込められたシネマ規格

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    ペットボトルとの比較。とにかくコンパクト。ほとんどの場合レンズサポートも要らない

    メカニカル設計も「完全シネマ仕様」だ。1Kgを切る重量で、かつ大きさもペットボトル程度にあるにもかかわらず、そのデザインはFUJINONの上位シネマシリーズであるHK、ZK、そしてXKといったPLマウントのラインアップをそのまま踏襲している。Eマウントに対応したことで、軽量化と同時により質の高い光学設計を実現しているのだが、筐体のメカニカルは従来のスチルレンズとは全く違う構造だ。

    200度のフォーカス回転角

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    フォーカス回転角が200度というのは、実に素晴らしい。ファインフォーカスも全く問題ない

    まずはフォーカスの回転角が200度を確保されたため、今まで大変難しかったファインフォーカスがより行いやすくなっている。ミラーレス用の電子接点のスチルレンズの多くは、フォーカスを動かす速度でフォーカス位置が変わるだけでなく、角度も非常に狭いため、微妙なフォーカス操作は困難を要した。そのためオートフォーカスに頼らなければいけない場合が多かったのではないだろうか。MKレンズのフォーカシングは、そのトルク感も抜群で、満足度の高い操作を叶えてくれる。

    ギアピッチも0.8Mに統一

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    MKレンズのギアピッチは業界標準の0.8M。フォローフォーカスの取り付け・操作も簡単だ

    またアイリス、ズーム、フォーカスの3連のギアピッチも0.8Mにしっかりと統一された。このため殆どのシネマ周辺機器をそのまま使うことが可能だ。ギアそのものがないスチルレンズでフォローフォーカスを使用するとなると、別途ギアを取り付けるなど、多くのカメラマンが様々な工夫を強いられることが多かった。もちろんフォーカス操作にも「遊び」が生じてしまい、いろいろな不便は皆さんも経験があるに違いない。MKレンズであればストレスいらずで、シンプルかつシネマ従来のシステムを組むことが可能だ。

    ※PRONEWSより引用
    [DigitalGang!]Shoot.31 シネマレンズの概念を覆すMKシリーズ 前編

    新しいデジタルシネマの時代を切り開く

    光学性能や機械性能、レンズの設計の根本からシネマレンズとスチルレンズは正に似て非なるものといっていい。それだけ「動画撮影」に必要な性能や、機能が多くある。スチルレンズをつかったワークフローが求められる現場で、MKレンズシリーズは間違いなく新しいデジタルシネマの時代を切り開くことになるだろう。

    次の記事では実際に京都で行った撮影の様子を交えながら、実践的なMKシリーズの使用感をお伝えしたい。PLマウントのレンズシリーズと見分けがつかないほどの作品をお見せできればと思っている。お楽しみに。


  • XK徹底レビュー 今までになかった、パーフェクトPLズームレンズ。

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    徹底検証

    圧倒的な小型軽量化と優れたコストパフォーマンスを実現したMKレンズシリーズ。シネマトグラファーの語るMKレンズシリーズの魅力とは。
    FUJINONシネレンズラインナップに、新たにMKレンズシリーズが加わった。MKレンズシリーズは、これまでのFUJINONシネレンズに引けをとらない光学性能に加え、圧倒的な小型軽量化と優れたコストパフォーマンスを実現した。今回、日頃はDSLRレンズで動画撮影を行うことが多いというシネマトグラファー前島一男氏に、映像制作を通して感じたMKレンズの魅力を語って頂いた。
    レポートの流れ
    • 動画で見る
    • シネマレンズの現状
    • 現場での使用感
    • レビューの結論

    シネマトグラファー 前島一男

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    シネマレンズの現状

    映像制作業界の実情

    近年、低価格帯のシネマカメラが市場で多く使われるようになっているが、残念ながらこれらに対応する動画専用レンズは、ほぼ皆無な状態だった。やむなくDSLRレンズを代替で使用するケースがほとんどだが、やはり本来静止画用のレンズというだけあって、使い辛いところがあるのは否めない。時間が限られる撮影現場で四苦八苦して何とか使いこなしているのが現場の実態といえるが、『MK18-55mm T2.9』は、新規で動画専用に開発されたシネマレンズだけあって、DSLRレンズの使い勝手の煩わしさを全て解消したレンズとなっている。今回、MKレンズを使って映像制作する中で感じた「DSLRレンズとの違い」を、光学的な要素と外装(メカ)的な要素に分けて挙げてみたいと思う。

    980gのFUJINONシネレンズ誕生

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    私が初めて『MK18-55mmT2.9』を手にした印象は、シネマレンズとしての高級感だ。外装の手触り感、フォーカス、ズーム、アイリスの滑らかなトルクはシネマレンズそのものであり、ZKやXKといったFUJINONシネレンズの凜とした佇まいをそのまま継承している。そして何よりも驚いたのは、わずか980gというその「軽さ」である。「シネマレンズ=大きく重たい」という印象を持つカメラマンは少なくないだろうが、一度MKレンズを手にすればその印象は変わるだろう。仕事柄、一般的なDSLRレンズを使用して撮影することが多いが、シネマレンズでありながらDSLRレンズよりも軽いというのは、私の常識が覆された。

    そして特筆するべきは、FUJINONがEマウント対応レンズを開発したということ。FUJINONがPLマウント以外のマウントに進出したというニュースは、映像業界に与えるインパクトは大きいだろう。フランジバックの長いレンズをEマウント対応したシネマレンズは既に世の中にあふれているが、あえてEマウント専用とすることで小型・軽量化を実現している。合わせて小型・軽量化に一役買っているのがスーパー35mm専用設計だ。スーパー35mm・Eマウント専用設計だからこそ実現した小型・軽量ボディは、低予算での映像制作やワンマンオペレーションといった今後の映像制作市場にマッチしたコンセプトであると言えるだろう。


    現場での使用感

    DSLRレンズとの違い:光学的な側面

    まずは光学的な要素だが、大きく3つのポイントがある。まずは『ズーミング中に焦点が移動しない』こと。つまりズーミングしたシーンが映像として使える。これは非常に大きい。特にスローなズーミングは映像のアクセントとして非常に効果的である。また、一度焦点を合わせればいかなる画角にも変えることができるのも大きなメリットだ。4KのフォーカスはHD以上にシビアで、撮影前の画角を合わせの際に都度フォーカスを再調整するのは意外と時間を要すもの。チリツモで撮影時間の圧迫につながる。『MK18-55 T2.9』は電子制御ではなく、光学とメカだけで焦点移動を制御しているというだけあって、その精度はシネマレンズそのものだ。

    2つ目のポイントは『ブリージングが発生しない』こと。これと決めた画角が、フォーカス調整するたびに画角変動(ブリージング)してしまうのは大きなストレスだ。特に印象的なシーンでピンを送る際にブリージングが発生してしまうと台無しになってしまう。先に挙げた一般的なDSLRレンズを工夫して使いこなしているというのは、『ズーム焦点移動』や『ブリージング』現象を、カメラマンの知見や運用で上手く使いこなしているということだ。

    3つ目のポイントは、『光軸ずれが無い』こと。今回の撮影の合間に行なったテストですぐに実感できた。レンズの基本がしっかりしているので違和感やストレスなく撮影に集中できる、安心と信頼感のあるレンズは、カメラマンにとって大きな意義がある。

    • [写真]ズーミング時の焦点移動を抑制
    • [写真]ブリージングを抑制
    • [写真]ズーミング時の光軸ずれを抑制

    DSLRレンズとの違い:外装(メカ)的な側面

    DSLRレンズの不満点解消における外装的な要素については、何といってもフォーカス、ズーム、アイリスのフルマニュアル3連リングが搭載されていること。DSLRレンズではズームはマニュアル機構を採用しているが、フォーカスとアイリスは電動制御しており、アイリスに至ってはレンズにアイリスリングが備わっていないものも多い。シネマレンズでは当たり前のことを、この価格で実現したのがMKレンズの凄いところだ。言わずもがなだが、直感的な操作が可能になるので、映像に撮影意図をダイレクトに反映できる。

    撮影ではフォーカスを送るシーンを何カットか撮影したが、フォーカスリングは回転角度が200度と充分に広く、精緻なフォーカス合わせに苦労は無かった。経験者であれば、DSLRレンズでのフォーカス合わせがどれほど難しいか分かって頂けるだろう。もちろんフォーカス、ズーム、アイリスには0.8Mのギアピッチが備わっており、サードパーティーのシネマアクセサリーとの互換性も担保されている。今回の撮影にも全てフォローフォーカスを使用して撮影を行った。更に、アイリスリングはシームレス機構を採用しており、映像に振動や回転音が紛れ込まないことも、何度も取り直しが効かない撮影状況における安心材料であった。

    • [写真]3連リングを搭載し、0.8Mギアピッチが備わっている
    • [写真]フォーカス回転角は200°あり、フォローフォーカスも使いやすい
    • [写真]シームレスアイリスは振動や回転音を防いでくれる

    FUJINONシネレンズを受け継いだ高い光学性能

    今回の映像は「EDO Arts」と題し、江戸時代から続く伝統的な文化財を被写体として撮影を行った。中には江戸切子と呼ばれるガラス細工や江戸刺繍などのきめ細かい被写体を起用したが、MKレンズの描写性能には目を見張るものがあった。映像を見て頂ければおわかり頂けるが、解像度はもちろんのこと硝子や刺繍の質感・色味もしっかりと再現できている。

    また、江戸切子の工房では電球数個の薄暗い室内での撮影であったが、T2.9の明るさを最大限活かすことができた。

    ライティングで明るくすることも出来る、電球の光だけの雰囲気を残しながら工房の暗いところまで撮れることは大きい。さらに、光量が限られるシーンにおいてT2.9がズーム全域で使用できることで、焦点距離を変えても絞りが変わらないのでライディングの再調整が不要となり、撮影時間の短縮にも大きく貢献してくれた。T2.9を生かしたボケ味も美しく、被写体を印象的に浮かび上がらせてくれている。

    • [写真]江戸切子のきめ細やかな模様を忠実に再現している
    • [写真]江戸刺繍の立体感や質感が伝わってくる
    • [写真]T2.9の明るさは、暗所での撮影で威力を発揮してくれた

    2017年夏発売予定の『MK50-135mm』と組合せて、より強固なラインナップに

    『MKレンズシリーズ』は、18-55mmに加え、50-135mmが2017年夏にラインナップされる見通しだ。2本合わせれば18-135mmの焦点距離を全てカバーでき、一般的な映像制作で必要な焦点距離をカバーできる。

    今回の撮影には使用できなかったが、MK18-55mmとMK50-135mmはレンズの前枠径、フィルター径、0.8Mギア位置が統一されており、ラインナップとして使い勝手が良い。レンズ交換時、フォローフォーカスやレンズサポートの位置調整をしなくてもいいのは、あまり目立つポイントではないが、かゆいところに手が届いているという表現が適切ではないだろうか。

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    レビューの結論

    待ちに待ったFUJINON MKシリーズ

    これまで述べたように、我々カメラマンにとって『FUJINON MKシリーズ』は待ちに待ったレンズである。この商品を見れば、現在DSLRレンズを使用しているカメラマンがどのような点で困っているかを細かく調査したことが良く分かる。価格も手ごろであり、これまでの『レンタルするシネマレンズ』ではなく、個人が『所有するシネマレンズ』となると言っていいだろう。私個人の撮影スパンだと、このレンズを1セット購入すれば1年間でレンタル代の元が取れてしまう。今後はどのようなレンズを世の中に送り出してくれるのか。FUJINONシネレンズの更なる飛躍に注目していきたい。

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  • XK徹底レビュー 今までになかった、パーフェクトPLズームレンズ。

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    徹底検証

    最新の撮影技術を駆使する映像ディレクターがXKシリーズを「完璧なズームレンズ」と評する理由とは。
    FUJINON 4K CINELENSの製品ラインナップに新しく加わったXKシリーズは、
    ZKやHKシリーズの表現力を保持しながらも、驚異的な操作性を実現した製品となっている。
    今回は最新の撮影技術を駆使し、映像制作を行うマリモレコーズにXKシリーズの実力を評価してもらった。
    レポートの流れ
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    • シネマレンズの現状
    • 現場での使用感
    • レビューの結論
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    シネマレンズの現状

    デジタルシネマによる撮影で求められるレンズとは

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      パーフェクトPLズームレンズであるXKレンズ。
      画質・機動性操作性全てにおいて今までになかった一本だ

    最近の映像制作の撮影はもっぱら大判センサーによる「デジタルシネマ」のカメラで行うことが多くなった。一昔前まではビデオとシネマには技術的にも大きな垣根があったが、加速度的に動画機材は進歩を遂げ、誰もがボケ味のあるシネマ画質を手にできる時代になったといえるだろう。

    さらに各社から発売になる新機種のカメラは4Kという高解像度のスペックを纏い、昔では想像もつかないほどの「高画質」な映像を誰でも撮影できるまでになった。そこで大切になるのがレンズだ。デジタルシネマの時代に、唯一アナログの情報を運ぶ場所になる。だから私も撮影の際はできるだけレンズにはこだわるようにしている。例えば単焦点のレンズを使う理由もそこにある。単焦点のプライムレンズ群はズームレンズでは表現できないキレ味があるという印象が強いからだ。もちろんズームレンズも現場で使うことは多いが、特に4K制作がメインになると、画質へのこだわりを単焦点レンズで形にしたいという思いは常にあった。

    またPLマウントとなると、ズームレンズの選択肢も減ってしまうため、現場で使うレンズは常に数本の単焦点セットになることが多かった。

    パーフェクトPLズームレンズ、XKレンズ登場

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    今回はレンズの製品プロモーション映像を4Kで制作した

    ところが今回XKレンズで撮影をして、そういった自分の中の常識が覆されてしまった。私の個人的な印象ではあるが、XKレンズはパーフェクトPLズームレンズといっていいだろう。見事に従来のPLレンズが持つ魅力をいかんなく発揮すると同時に、「完璧」なまでに高い機動性や操作性を実現したズームレンズだと実感している。

    ちなみに撮影は延べ3日間行い、モデルを被写体としたXKレンズの製品プロモーション映像を制作した。

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    XKレンズが捉えた映像の切り抜き。その描写力は単焦点のPLレンズに匹敵する

    現場での使用感

    20㎜-120㎜、画づくりはこれ一本で

    まずはなんといっても20㎜-120㎜というズーム焦点距離が最大の特徴であるといえる。この焦点距離のレンジは、映像制作で必要とされる画角のほとんどを網羅する長さであるといっていいだろう。つまりPLマウントのレンズでありながら、「レンズ交換を必要としない」環境を手にすることができるのだ。やはり現場で求められるのは撮影効率で、少ない時間でいかに多くのカットを収録できるかというのが勝負。慎重に行わなければいけないレンズ交換によるタイムロスや、レンズ交換で生じる色味の調整も割と大変な作業といえるだろう。

    ズームレンズ一本で撮影の画づくり全てが完結できるメリットは非常に大きい。今回モデルのフルフィギュア(それどころか、かなりの引きの映像も撮影した)から顔の寄りまで、ほぼほぼ全てのコンポジションを一本で作り上げることができた。

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      20mmの映像。ここまでワイドの映像が撮影できる

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      120mmの映像。最短焦点距離も110cmなので、かなりの寄り映像も捉えられる

    T3.5通しの実力

    また通常の広域のズームレンズであれば、ほとんどの場合Tドロップするのが当たり前である。しかしXKレンズは20㎜-120㎜を通じてT3.5という、一貫した開放値で撮影に挑めるのだ。これには正直驚きである。しかも我々の制作現場においてT3.5という明るさはとても心強い数字でもある。決して妥協のない露出調整が行えるとなると、ただただありがたいと感じてしまうほどだ。

    また作品を通じて一定した色の統一性を持たせられるというのも、レンズ一本で撮影ができる大きなメリットともいえる。

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    20mmの画角と120mmの画角~絞りの値が落ちることなくズームができる。

    美しすぎる描写力―4Kでも問題なし

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    FUJINONクオリティのシネマ画質をXKでも実現した

    撮影監督の中には、単焦点レンズにこだわる人が多いと感じる。

    特にPLマウントにおいては単焦点を使うことが当然のようになっていることもある。おそらくその大きな理由が冒頭でも触れた「画質」であるといえるだろう。ズームという機能を搭載すると、どうしても画質が甘くなるという印象を持っている人は少なくない。それはシャープさや解像感といったものがよく挙げられるが、ズームレンズは収差といったレンズ固有のゆがみなどが強く出てしまうという点も指摘されてきた。ところがXKが捉える画質は、そういった単焦点レンズと肩を並べるほど素晴らしいと言っていい。これぞFUJINONクオリティというべきか、肌の質感、シネマ特有の空気感、あらゆる角度でみてもシネマレンズの力を十二分に発揮する一本である。

    特に今回は4K解像度の作品制作となったのだが、正直、編集作業をしながら見とれてしまうほどの描写力を持っていると実感している。モデルの肌や、衣装のテキスチャ、撮影舞台が醸し出す雰囲気を素晴らしいまでに映し出してくれた。

    S35㎜センサーをカバー-スチルレンズでは得られないクオリティ

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      SONY PXM-FS7との組み合わせが可能にする映像美は想像以上だ。マウント変換を介して装着した

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      RED WEAPONとの組みあわせ。5Kのイメージャーを使用し100fpsのハイスピード撮影を行った

    今回使用したカメラは3台。SONY PXW-FS7とRED EPIC DRAGON,そしてRED WEAPONで撮影を行った。

    XKが持つイメージサークルは基本的にS35mmをカバーする大きさなので、REDを使う場合は5Kのセンサーサイズが最大になる。5Kであれば2台のREDは100fpsというハイスピード撮影が可能になるので、スローモーションの演出をメインに加えた。またFS7との相性も抜群で、DCI4Kの60pをメインに撮影を行った。ちなみにFS7のレンズマウントはEマウントとなるため、Eマウント―PLマウント変換を使いXKをカメラに装着。この場合はロッドを使ったレンズサポートをつける必要がある。いずれにせよ、撮影中、一切のレンズ交換が無いというストレスフリーな環境は素晴らしいの一言だ。

    また画質も申し分なく、今までのスチルレンズを使った撮影などでは絶対に得られないクオリティを作品に込めることができたと確信している。特に色の表現力は圧倒的で、見た目以上の表現力で、奥行きのある圧巻の画像を捉えてくれた。

    高いボディデザインで確実な操作性を実現

    [写真]

    高いボディデザインで操作性は「抜群」である。フォーカスのトルクや角度も最高に使い勝手がいい

    さらにシネマレンズとしての筐体の完成度にFUJINONのこだわりを強く感じた。フォーカス、ズーム、絞りのギアピッチは業界標準の0.8㎜を採用し、サードパーティー製のフォローフォーカスをどのギアにつけることもできる。

    今回はズームの動きを画づくりの中にあえて取り入れたのだが、マニュアルならではのズームの動きを、フォローフォーカスを使って行った。またフォーカスギアのトルクも「しっかりと重く、調整しやすい」と好印象だ。粘りのあるトルクに加え、200度という広い角度でフォーカスが調整できるので、必ず狙った位置にピントを合わせることができる。筐体に刻まれた各数値も大変見やすく、カメラマンにとっても、操作性は抜群といえるだろう。間違いのない正確な操作ができるというのも現場では非常に重要視される点だ。

    特に4Kなどの高解像度の映像制作では、フォーカシングは大きな論議の的ともなっている。スチルレンズでは実現のできない、より繊細なフォーカシングや微妙な絞りの設定をXKでは必ず実現することができる設計になっているのだ。筐体の堅牢性も高く、富士フイルムが培ってきた高いレンズ設計技術を各部分に見ることができる。

    取り外しのできる駆動部で様々なスタイルを

    そしてXKには取り外しのできる駆動部がある。電動でズームなどのギアを動かすことができるサーボユニットだ。ENGのようにワンマンで肩担ぎの撮影をする際にも有効に使うことができる。ネジ4本でレンズ本体に直接つけ外しができるので、用途に合わせてスタイルを変えることが可能だ。

    これは先述のFS7のようなオールマイティのカメラにはぴったりくるだろう。ドキュメンタリーやニュースといったシネマに限らない用途を想定しても、20㎜-120㎜でTドロップしないレンズはその活躍の幅をひろげていくことに違いない。ちなみに放送用のズーム・フォーカスコントローラーも使えるので、中継映像やライブ会場においてもその需要は枚挙に暇がないと言える。

    • [写真]

      駆動部は取り外しが可能。ENGスタイルやシネマスタイルなど撮影に応じたセッティングが可能だ

    レビューの結論

    コストパフォーマンスにおいても他社製品を圧倒

    そんなパーフェクトPLズームレンズのXKレンズだが、価格がかなり抑えられて設定されている。通常のPLズームレンズはとにかく高価なものが多く、レンタルでも手が出せないことがあるほどだ。もし低価格で20-120㎜という広いレンジがTドロップせずに使えるとするならば、スチルレンズを使って撮影をしている人にとっても朗報になる可能性もある。

    XKレンズがそういったユーザーのファーストPLレンズとなるならば、本当に素晴らしい話だ。個人的にも、実際に3日間の撮影を終えて感じていることは、まさに「一度使ったら手放せなくなる」レンズになってしまったということだ。今までにはなかった新しい規格のPLレンズであるXKレンズ。デジタルシネマの撮影現場に新しい風を起こすことになるだろう。

  • 検証内容 単焦点レンズと「画質」を比較。シネズームレンズの光学性能を見極める。

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    徹底検証

    次世代映像プロダクションが徹底検証。「ZKシリーズ」は広告撮影に革命を起こしうるか。
    『ZKシリーズ』の光学性能は、“単焦点レンズのクオリティ”を目標に開発されたという。
    その進化を問うべく、日ごろから単焦点レンズを扱い、4K-6K撮影を行う映像プロダクション『エルロイ』が徹底調査を行った。
    広告業界のクリエイターの中には、「ズームレンズは一般的に機能性は◎、ただ画質は・・・」という先入観を持つ者も少なくない。ZKシリーズは、そのイメージを覆すことができるだろうか。
    レポートの流れ
    • 検証内容
    • 画質の比較検証
    • 現場での使用感
    • レビューの結論
    • 動画で見る
    [ロゴ]ellroy

    6K撮影を日常的に行う次世代の映像スペシャリスト集団。
    株式会社エルロイ/ellroy Inc.

    2012年設立。中目黒にオフィスを構える少数精鋭の組織ながら、話題のCMや映像作品を数多く手掛けているビジュアルクリエイティブ集団。会社立ち上げ時より4K撮影対応の機材を自社保有し、現在は6K撮影の専門サービスも展開するなど、常に次の時代を見据えた映像制作が最大の特徴。また、自社で企画・演出・撮影・照明・編集・CGと一気通貫で対応できる体制を整えており、広告に限らず、映画、ドラマ、テレビ番組など多様なジャンルで実績を積み重ねている。

    検証内容

    単焦点レンズと「画質」を比較。シネズームレンズの光学性能を見極める。

    [写真]

    ZKシリーズのクオリティとはどれ程のものなのか?
    カタログでは読み取れないレンズ性能を細部にわたって推し量る方法はないか。そう考えたエルロイのメンバーは、広告業界内で1、2を争うほど使用されている、高い光学性能が特徴のPLマウント単焦点シネレンズとの比較検証撮影を実施した。さらに実際の広告撮影の現場にもZKシリーズを導入し、多角的なチェックを試みた。検証に臨んだのは、業界歴10年以上のカメラマン高橋氏を筆頭に、演出・照明・エディター・撮影助手などで構成されたエルロイのShooting & Editingチーム。検証ポイントは、「解像度」「歪曲収差」。さらにレンズの個性が表れる「色味」についても、様々な撮影を通して明らかになった。

    [写真]

    カメラマン
    髙橋 一己

    麻布写真スタジオにて写真・撮影の基礎技術を身に着けたのち、CMカメラマンの「石川三明」氏に師事し、映像撮影技術の経験を積む。現在では、コスメ、自動車などのCM撮影やドラマオープニング映像、アーティストMVといった多彩なジャンルで作品を量産。また、あらゆるシネレンズ・スチルレンズに関して現場使用を試みるなど、撮影機材の知識は業界でも有数。一貫した画作りを目指してカラーグレーディングも自身で行っており、その向上心が尽きることはない。

    画質の比較検証
    Point1 解像度 開放値でもズーム全域で。一目でわかるほどのシャープさ。
    • [写真]

      検証動画を見る

    • [写真]

    ZKシリーズは、ズームレンズとしての機能性だけでなく4K撮影に完全対応している点も大きな特徴と言われている。自社で“RED EPIC DRAGON”や“SONY FS7”といった4Kカメラを保有するエルロイでは、4K・6Kでの撮影が日常的だ。そうした日々の中、高解像度撮影はカメラ本体の性能だけでなく、それを余すことなく活かしきるレンズ性能が極めて重要だと肌で感じているという。

    そこで、まず行ったのが「解像度」に関する単焦点レンズとの比較検証だ。なお、4K性能の指標については、FUJINONレンズの規格としてTVL(水平解像度)2000以上を一つの目安としており、その性能チェックに用いているチャートをお借りして比較撮影を敢行。T値は各レンズの開放値とT2.9で統一した状態の2パターンを設定。また、女性モデルの撮影も実施し、線・文字・肌・髪など、様々な面からシャープさを比較した。

    • [写真]FUJINON(14-35mm / F2.9)
    • [写真]FUJINON(19-90mm / F2.9)
    • [写真]他社単焦点シネレンズ(F2.9)
    • [写真]他社単焦点シネレンズ(F2)

    まずT値を2.9に統一したパターン。
    中央のチャートを見ると小型のPLマウント単焦点レンズとZKシリーズとどちらがどちらの映像なのか、区別がつかないレベルだ。さらに四隅のチャート=画角の周辺部に記された太線や文字のキレに関しては、ZKシリーズが上回っているとすら言えるかもしれない。
    開放値での比較については、文字で表すよりもチャート写真を見ていただく方が早いだろう。この解像度の高さには、10年以上にわたってファインダーを見つめ続けてきたカメラマン高橋氏も驚きの声をあげた。

    [写真]

    そもそも映像は、レンズを通る光の高~低の波長、つまり幅広い周波数を捉えることによって構成されている。例えば建築物の撮影ならば、細かな細工や柄などを伝えているのが高周波であり、無地の壁面などを伝えているのが低周波と、それぞれに役割を持っている。ZKシリーズの開発では、4K時代のニーズに応えるべく、この周波数の高低をバランスよく捉えるため、正確に数値化してゼロベースで再検証したという。さらに、これまでARRI社との共同開発などで取り組んできたシネレンズ開発の知見を惜しみなく導入したと聞いている。その成果が、一目で分かるほどの「ズーム全域での圧倒的なシャープさ」となって表れた形だ。

    Point2 歪曲収差 既存のズームレンズの上をいく、単焦点レンズにも迫る補正性能。
    • [写真]

      検証動画を見る

    • [写真]

    続いてチェックを行ったのは、ズームレンズにつきものと言える「歪曲収差」だ。検証の場として選んだのは、「那珂川町馬頭広重美術館」。建物全体を包みこみ、整然とした美しさを誇る八溝杉の格子状ルーバーは、今回の撮影に最適と言えるだろう。ここでもPLマウント単焦点レンズのシリーズを用意。14mm、16mm、20mm、24mm、32mm、50mm、85mm、135mm、180mmの9本を用い、ZK2.5×14(14-35mm)、4.7×19(19-90mm)、3.5×85(85-300mm)の3本と焦点距離・T値を合わせて比較撮影を行った。また、画像サンプルとしてシンプルな方眼でも同様の撮影を実施し、徹底検証に取り組んだ。

    まず単焦点レンズだが、ほぼ歪曲は見られず、全レンズでばらつきもない。比較対象としたシリーズは、「単焦点レンズのスタンダード」とも評されているものだが、それも納得と言える。一方のZKシリーズは、焦点距離14-35mm をカバーする広角レンズZK2.5×14は、周辺部で外側に膨らむような樽型の歪曲が若干目につく。一方、もっとも使用頻度が高いと思われる19-90mmのZK4.7×19に変更すると、20mmではごくわずかに糸巻型のディストーションが見られたが、24mmでは単焦点レンズの画と見分けがつかないレベルに。これはいい意味でイメージを裏切る結果だ。

    • [写真]FUJINON(14-35mm / F8)
    • [写真]FUJINON(19-90mm / F8)
    • [写真]他社単焦点シネレンズ(F8)
    • [写真]FUJINON(14-35mm / F8)
    • [写真]FUJINON(19-90mm / F8)
    • [写真]他社単焦点シネレンズ(F8)

    そもそも単焦点レンズに比べ、ズームレンズは構成するレンズ枚数が非常に多い。開発者に話を聞くと、ZKシリーズも約30枚のレンズで構成されているそうで、ディストーションの補正は困難を極めたという。ここでポイントとなったのが、歪曲収差の発生を防ぐ効果を持つ大口径非球面レンズだ。元々、放送用TVレンズを長年手がけてきたFUJINONは、世界で初めて30mm以上の大口径非球面レンズの搭載に成功するなど、膨大なノウハウを蓄積してきた。その技術力をシネレンズにも存分に活かし、さらに光の分散の異なる特性低分散ガラスと高屈折ガラスの構成比を微細に調整していったとのこと。そのきめ細かな仕事ぶりが、歪曲収差だけでなく4K解像度やコントラストの高さにつながっているのだ。

    Point3 色味 カメラマンの目に近い、自然な色味を再現。
    • [写真]

      検証動画を見る

    • [写真]

    映画や広告の撮影現場で単焦点レンズが選ばれている理由は複数ある。中でも、色味・コントラスト・ボケ味といった「味のある画が撮れること」は大きな要因と言えるだろう。
    ZKシリーズは、この点においてもカメラマンの要求に応えられるだろうか?
    この検証は、美術館やモデル撮影、さらに実際の広告撮影現場での使用を通して行われた。

    まず色味は、現場で見たままに対象の魅力を伝えているのが最大の特徴だ。これは女性モデルの肌や髪色などによく表れている。それに木目にかかる影など、明るさ・暗さを的確にとらえるコントラストのキレや、丸みのある柔らかなボケ味も、全てにおいて非常に「ナチュラル」という印象を受けた。
    前述したとおり、ZKシリーズでは約30枚ものレンズが用いられているが、開発者曰く「各レンズは、素材である硝材の見直しから行いました」とのこと。目指したのは、もちろん単焦点レンズのクオリティだ。あらゆる硝材の組み合わせを実験し、さらにフィルターの特殊コーティングなど、コントラスト調整やフレアの除去技術も地道にアップデートを重ねていく。そうして、こだわり抜いて完成した画質は、ZKシリーズ4本はもちろん、FUJINONシネズームレンズの最上位機種「HKシリーズ」、ARRI社と共同開発のシネレンズ「アルーラシリーズ」などとも統一されているとのこと。カラーグレーディングのしやすさも評価のポイントとなるだろう。

    • [写真]FUJINON(14-35mm / F4)
    • [写真]FUJINON(19-90mm / F4)
    • [写真]FUJINON(85-300 / F4)

    またZKシリーズでは、9枚絞り羽が導入されているが、この数字にも画質へのこだわりが見て取れる。これは開放~最小絞りの全シーンにおいて、キレイな円形で光を捉えられるようにと絞り形状を様々シミュレーションした結果誕生したもの。さらに9枚絞り羽は、光の眩しさを伝える光芒についても、余計なギラつきのない美しい光線が描けるという。もちろん、4K完全対応ということで、対応センサーサイズはスーパー35以上。ZKシリーズが、既存のズームレンズの枠を超えた、豊かな映像表現を形にできるのも納得がいく。

    現場での使用感

    いい意味で驚いた、単焦点レンズ級の画質とフレキシブルさ。

    [写真]

    今回ZKシリーズを扱ってみて、何より驚いたのは解像度の高さですね。画面中心の比較でも検証用に用意した単焦点シネレンズと全くそん色なかったですし、画角いっぱいまでクッキリと捉えていた。これなら例えば、山や自然の遠景撮影や、デザイン性の高い不動産や建築物の撮影では、ZKシリーズは威力を発揮すると思います。それにシーンを選ばず、キレがいいとピントの山を掴むのがすごく楽。撮影がスムーズに進むので、本当にありがたいですよ。

    現場効率があがるという点では、画角を調整したいときにズームを少しいじるだけで済むのは大きなメリット。それと実際の広告撮影の現場で感じたのが、円形レールやクレーン、最近使用されることも多くなったMoVIなどの3軸ジンバルといった機材を用いた際の効率の良さが断違いだということ。円形レールは焦点距離を一度決めたら変更が難しいですし、「24mmと32mmの中間が一番おいしい」という場合にズームレンズが活きる。3軸ジンバルはバランスの調整がかなりシビアなので、単焦点レンズを何度も付け替えることなく、ZK1本で通せるのはすごく助かりました。駆動部のユニットがリモートコントロールに対応している上に、着脱が自由なのも状況に応じてフレキシブルに使えていいですよね。駆動部を取り外せば、レンズ自体が500g [写真] ほど軽くなるから、3軸ジンバルでバランスを取る際もだいぶやりやすかった。これまではこうした撮影には、単焦点レンズとセットでズームレンズも持ち込む、というスタイルでした。けれど今なら、お世辞でもなんでもなくZK3本のみで行きたいですね。

    シネズームレンズの進化には本当に驚かされましたが、今後改良が進むのであれば、ディストーション対策はさらに力を入れてほしいところ。今でも十分補正は効いていると思いますが、社内のエディターからも歪曲を修正するのはちょっと手間だと聞いています。現場だけでなく、後工程にとっても嬉しい存在になってもらえたら最高です。

    レビューの結論

    シネズーム=単焦点レンズの集合体。
    それが、ZKシリーズが生みだした最大の価値。

    [写真]

    多角的な検証の結果、ZKシリーズは、ズームレンズのイメージを180度変えてしまった。ZK4.7×19(19-90mm)を例にあげると、解像度をはじめとしたいわゆる「画質」は、単焦点レンズに肉薄するレベルだ。しかも単焦点レンズに付き物のレンズ交換の手間も、ZKシリーズならば削減できてしまう。つまり、単焦点レンズ4、5本分の価値を、たった1本で担うハイパフォーマンスなレンズなのだ。

    画作りへのこだわりと、現場効率のアップ。この2つを両立できることは、演出サイドにも大きなポイントになる。例えば、「ロケ地の使用時間が限られている」「モデルの集中力が落ちる前に撮影を終えたい」「現場でひらめいた斬新な画作りにトライする時間を作りたい」など、様々なニーズを満たすことができるだろう。

    さらにもう一つ。実は今回、試験的に6KHD撮影も行ったのだが、ケラレがほとんど発生しなかったことを紹介しておきたい。エルロイでは“6K Shooting & Editingサービス”というものを展開しているそうだが、スーパー35以上のセンサーサイズに対応したレンズはまだ少なく、周辺光量は悩みの種とのこと。実際、比較対象に用いた単焦点レンズでは多少周辺にケラレが見えた。それが解消できるだけでも、導入の価値は十分ありという印象だ。ZKシリーズは、4K時代の撮影現場のあり方を根本から変えるだけのポテンシャルを持っていると言っても過言ではない。

    動画で見る

    [写真]

    ZK Quality Test / FUJIFILM
    検証ビデオ

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Product

  • Specification
  • Technology
  • [写真]
    MK MK Series for E-mount
    FUJINONシネレンズの遺伝子を継承した「MKレンズ」シリーズが誕生。
    富士フイルムがDSLRレンズの不満を解消した動画専用レンズを新規開発し、
    動画配信サービス・自主制作映像・ブライダルムービーなど、
    拡大の一途を辿る新興制作市場に向け、高性能・高品質な映像を提供します。

    型名

    MK18-55mm T2.9MK50-135mm T2.9
    • 製品画像

      XK6×20MK50-135mm T2.9
    • 適応カメラ

      SONY スーパー35mm/APS-Cセンサー対応 Eマウントカメラ SONY スーパー35mm/APS-Cセンサー対応 Eマウントカメラ
    • 焦点距離

      18-55mm 50-135mm
    • ズーム比

      3.0 × 2.7 ×
    • T-No.

      2.9 2.9
    • 絞り羽根枚数

      9 9
    • 最至近距離(M.O.D.)結像面から

      0.85m/2ft 9in(マクロ操作時 0.38m/1ft 2.9in) 1.2m/3ft 11in(マクロ操作時 0.85m/2ft 9in)
    • 被写体範囲(M.O.D.)16:9 アスペクト比*

      18mm 924mm × 520mm
      55mm 291mm × 164mm
      50mm 534mm × 300mm
      135mm 196mm × 110mm
    • 画角 16:9 アスペクト比*

      18mm  69.2°× 42.4°
      55mm  25.5°× 14.5°
      50mm  27.9° ×15.9°
      135mm  10.5° ×5.9°
    • フォーカス操作角

      200° 200°
    • ズーム操作角

      90° 90°
    • フィルター径

      82mm 82mm
    • 前枠径

      85mm 85mm
    • サイズ(約)

      Ф87mm × 206.3mm Ф87mm × 206.3mm
    • 質量(約)

      980g 980g

    * センサーサイズ:24.84 × 13.97mm

  • [写真]
    XK 4K Premier Cabrio Series
    4K光学性能を持ち、20mmから120mmの幅広い焦点距離をカバー。
    ズーム全域でT3.5を実現し、快適な運用が可能です。
    本レンズ1本であらゆるシーンの撮影に対応できます。

    型名

    • XK6×20
    • 製品画像

      XK6×20
    • 適応カメラ

      スーパー35mmPLマウントカメラ
    • 焦点距離

      20-120mm
    • ズーム比

      6 ×
    • T-No.

      T3.5
    • 絞り羽根枚数

      9
    • 最至近距離(M.O.D.)結像面から

      1.1/3ft 7in
    • 被写体範囲(M.O.D.)16:9 アスペクト比*

      20mm 1109 × 624
      120mm 182 × 102
    • 画角 16:9 アスペクト比*

      20mm 63°41' × 38°30'
      120mm 11°49' × 6°40'
    • フォーカス操作角

      200°
    • ズーム操作角

      90°
    • サイズ(約)

      Ф114 × 239mm
    • 質量(約)

      2.9kg 駆動部付
      2.4kg 駆動部なし

    * センサーサイズ:24.84 × 13.97mm

  • [写真]
    ZK 4K Premier Cabrio Series
    ライトウェイトモデル、高倍率ズームモデルをラインアップ。
    長年にわたって磨き上げた光学設計技術とサーボ特性を融合し、
    従来からの映画制作から放送領域まで、運用フィールドの枠を越え、
    レンズを通じて、映像制作の可能性を広げます。

    型名

    • ZK2.5×14
    • ZK4.7×19
    • ZK3.5×85
    • ZK12×25
    • 製品画像

      ZK2.5×14 K4.7×19 ZK3.5×85 ZK12×25
    • 適応カメラ

      35mm PLマウントカメラ 35mm PLマウントカメラ 35mm PLマウントカメラ 35mm PLマウントカメラ
    • 焦点距離

      14-35mm 19-90mm 85-300mm 25-300mm
    • ズーム比

      2.5 × 4.7 × 3.5 × 12 ×
    • T-No.

      T2.9 T2.9 T2.9(85-218mm)
      T4.0(300mm)
      T3.5(25-273mm)
      T3.85(300mm)
    • 絞り羽根枚数

      9 9 9 9
    • 最至近距離(M.O.D.)結像面から

      0.6 / 2' 0.85 / 2ft 9in 1.2 / 3ft 11in 1.2 / 3ft 11in
    • 被写体範囲(M.O.D.)16:9 アスペクト比*

      14mm 701 × 394mm
      35mm 275 × 155mm
      19mm 917 × 516mm
      90mm 193 × 109mm
      85mm 274 × 154mm
      300mm 79 × 44mm
      25mm 937 × 527mm
      300mm 77 × 43mm
    • 画角 16:9 アスペクト比*

      14mm 88°52' × 57°45'
      35mm 42°49' × 24°53'
      19mm 71°41' × 44°14'
      90mm 17°20' × 9°48'
      85mm 18°21' × 10°23'
      300mm 5°14' × 2°57'
      25mm 57°32' × 34°19'
      300mm 5°14' × 2°57'
    • フォーカス操作角

      200° 200° 200° 280°
    • ズーム操作角

      120° 120° 120° 120°
    • サイズ(約)

      Ф114 × 231mm Ф114 × 226mm Ф114 × 249mm Ф136 × 401mm
    • 質量(約)

      2.9kg 駆動部付
      2.4kg 駆動部なし
      2.8kg 駆動部付
      2.3kg 駆動部なし
      3.1kg 駆動部付
      2.6kg 駆動部なし
      8.4kg 駆動部なし

    * センサーサイズ:27.45 × 15.44mm

  • [写真]
    HK 4K Plus Premier Series
    フジノンシネレンズで圧倒的高解像度を誇るフラグシップモデルのHKシリーズ。広角14.5mmから超望遠400mmまでをカバーする4本のズームレンズをラインアップ。長年にわたる光学設計・加工・組立技術を余すことなく駆使し、最高峰のレンズを実現しました。

    型名

    • ZK2.5×14
    • K4.7×19
    • HK7.5×24
    • HK5.3×75
    • 製品画像

      ZK2.5×14 K4.7×19 HK7.5×24 HK5.3×75
    • 適応カメラ

      35mm PLマウントカメラ 35mm PLマウントカメラ 35mm PLマウントカメラ 35mm PLマウントカメラ
    • 焦点距離

      14.5−45mm 18−85mm 24−180mm 75−400mm
    • ズーム比

      3.1 × 4.7 × 7.5 × 5.3 ×
    • T-No.

      T2.0 T2.0 T2.6 T2.8(75-290mm)
      T3.8(400mm)
    • 絞り羽根枚数

      9 9 9 9
    • 最至近距離(M.O.D.)結像面から

      0.71 / 2ft 4in 0.82 / 2ft 8in 1.24 / 4ft 1in 2 / 6ft 7in
    • 被写体範囲(M.O.D.)16:9 アスペクト比*

      14.5mm 693 × 390mm
      45mm 215 × 121mm
      18mm 656 × 369mm
      85mm 139 × 78mm
      24mm 924 × 520mm
      180mm 119 × 67mm
      75mm 580 × 326mm
      400mm 113 × 64mm
    • 画角 16:9 アスペクト比*

      14.5mm 79°13' × 49°56'
      45mm 29°52' × 17°04'
      18mm 67°23' × 41°07'
      85mm 16°04' × 9°05'
      24mm 53°08' × 31°25'
      45mm 7°38' × 4°18'
      75mm 18°11' × 10°17'
      400mm 3°26' × 1°56'
    • フォーカス操作角

      280° 280° 280° 280°
    • ズーム操作角

      160° 160° 160° 160°
    • サイズ(約)

      Ф136 × 310mm Ф136 × 352mm Ф136 × 405mm Ф136 × 444mm
    • 質量(約)

      6.5kg 7.0kg 8.9kg 9.1kg

    * センサーサイズ:24.0 × 13.5mm

4K光学性能を実現する光学技術

富士フイルムが誇る光学性能を結集し、スーパー35mmセンサーに対応したPLマウントレンズを開発しました。諸収差を抑制するため、蛍石をはじめ、特殊光学ガラス(EDガラス)、大口径非球面レンズを組み合わせることにより、4Kを超える高い光学性能が実現しました。ひずみや、フォーカス時の画角変動を抑制しながら、画面周辺部に至るまで解像力を大幅に向上しています。また、「3群ズームメカニズム」を採用することで、ズーム時の光学性能の変動を抑え、ワイドからテレまでズーム全域で高い光学性能を発揮します。さらに、新開発のHT-EBCコーティングを採用。従来のEBCコーティングからさらに高透過率・低反射率を実現し、赤・青の透過率が向上。色再現性に富んだ4K映像表現が可能になります。

[図]

9枚絞り羽根採用

フジノンシネレンズは、より自然なアウトフォーカス部の描写性を向上するために、絞り羽根の枚数と形状を最適化するシミュレーションを行い、9枚絞り羽根を開発しました。点光源を撮影した際に発生する光芒をより円形にし、美しく自然なボケ味を表現できます。

[写真]

操作性に配慮したメカ設計

フジノンシネレンズは、ユーザーの感性に応えるため、マニュアルでの操作性を重要視したメカ設計を採用しています。

  • 操作リング回転時のトルク変動や引っ掛かりのない滑らかな動きを実現させ、精細な操作に応えます。
  • フォーカス・ズーム・アイリスのギアピッチは、統一して0.8mmを採用。シリーズとして、前玉径も揃えることで、既存のマットボックス、フォローフォーカスのシステムなど、標準的なレンズ操作アクセサリーに対応しています。
  • 視認性に優れたオリジナルフォントで、ユニバーサルデザインを採用。撮影現場での快適な操作性を実現します。
  • フォーカススケールは、ユーザーの要望に合わせて、フィート表記・メートル表記から選択可能です(標準はフィート表記)。
[写真]

HKシリーズ、ZK12x25

[写真]
  • フロントレンズ径 136mm
  • フォーカスリング回転角 280°
  • 各ギアピッチ 0.8mm

* レンズ運用の際は、必ずレンズサポーター(汎用品)をご使用ください。

ZK2.5x14、ZK4.7x19、ZK3.5x85

[写真]
  • フロントレンズ径 114mm (レンズフード取り付け時は127mm)
  • フォーカスリング回転角 200°
  • 各ギアピッチ 0.8mm

* レンズ側の総重量が4.0kgを超える場合は付属の支持枠を装着の上、
レンズサポーター(汎用品)をご使用ください。

  • Specification
  • Technology

Award

  • [ロゴ]DESIGN AWARD 2015
  • [ロゴ]reddot award 2015
  • [ロゴ]EMMY AWARD 2009/2005/1996

GOOD DESIGN AWARD 2012

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