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Q&A

プレスケールの特長を教えてください

  • ■プレスケールは加えられた力に反応し、その部分が赤く発色します。加えられた力の大きさにより発色の濃度が変わります。
  • ■結果が赤く発色しますので目視で簡単に確認ができます。
  • ■厚さが均一で薄いフィルムです。1枚(モノシート)または2枚(ツーシート)ものがあります。
  • ■鋏などで簡単に切れどのような部分でも測定ができます。
  • ■非常に短時間にかかる力でもプレスケールの発色反応はほとんど変わりません。

プレスケールの種類と形状にはどんなものがありますか?

プレスケールは圧力領域によって幾つかの種類に分かれています。ツーシートタイプとモノシートの2種類があります。また、製品形状はロールとシートの2種類があり、シート形状をプレシートと称し、語尾にPSをつけます(例:LLLWPS)。4LWとMWにはプレシートがありません。

フィルムの種類 測定可能圧力範囲[MPa](1MPa≒10.2kgf/cm2 製品サイズ
幅(mm)×長さ(m)、枚数
分類[※1]
微圧用(4LW) 0.05-0.2 310×3 ツーシートタイプ
極超低圧用(LLLW)[※2] 0.2-0.6 270×4 ツーシートタイプ
超低圧用(LLW)[※3] 0.5-2.5 270×5 ツーシートタイプ
低圧用(LW) 2.5-10 270×10 ツーシートタイプ
中圧用(MW) 10-50 270×10 ツーシートタイプ
中圧用(MS) 10-50 270×10 モノシートタイプ
高圧用(HS) 50-130 270×10 モノシートタイプ
超高圧用(HHS) 130-300 270×10 モノシートタイプ
  • ※1:プレシート種類の末尾記号:W ツーシートタイプ、S モノシートタイプ
  • ※2:プレスケールマット(2mm:別売り)との組み合わせによって、0.05~0.5MPaが測定可能。
  • ※3:プレスケールマット(5mm:別売り)との組み合わせによって、0.01~0.5MPaが測定可能。

※初めてお使いの方には、シート形状のプレシートで所定の結果が得られるかどうかご確認して頂き、定期的なご使用の時にはロール形状のご使用をお奨めしております。

中圧のシートにはモノシートとツーシートがありますが、どちらを使ったら良いのですか?

基本的にどちらでも変わりありませんので使い易いほうを使用してください。使用上高圧側を使用する傾向があればモノシート、低圧側であればツーシートを使用してください。中圧のみを使用するのであれば濃度のレンジがツーシートに比べて広いモノシートをお勧めします。

プレスケールの使い方を教えてください

ツーシートタイプ、モノシートタイプともに測定する部分の形状に合わせて鋏などで切り挟み込みます。

ツーシートタイプはA、Cフィルム、2枚で支持体面(つるつるの面)を外側に発色剤層と顕色剤層(ざらざらしている面)を内側に合わせます。合わせた部分に力がかかると発色剤のマイクロカプセルが割れ顕色剤と反応し赤く発色します。

モノシートタイプは一枚のフィルムです。発色剤層と顕色剤層(ざらざらしている面)の部分に力がかかると発色剤のマイクロカプセルが割れ顕色剤と反応し赤く発色します。 赤色の発色はかかった力の大きさにより変り、弱い力では薄く強い力では濃く発色します。使用しているプレスケールの測定可能圧力帯よりも大きな力がかかっても一定濃度以上はでません。 支持体のポリエチレンテレフタレートは厚みがありますので曲面などに使用する場合はクニックが発生しないように注意してください。

プレスケールはどのような環境で利用可能でしょうか?

【使用推奨温度・湿度】
富士フイルムの推奨使用温度は20~35℃で、湿度は35~80%RHです。但しプレスケールとしては上限150℃程度まではかかった力の分布などを見る場合には使用可能です。このとき赤い発色と加圧力との絶対値は保証できません。また180℃で支持体が軟化するので注意してください。使用温度の下限は-20℃程度と思われます。

【特殊環境での使い方】
■水・油中での使用の場合、ビニールの袋などに入れる、または支持体面を外側に向け発色剤・顕色剤層に水・油がつかないようにシールします。 高温の場合、短時間(数秒)であれば耐熱フィルムなどでプレスケールをサンドイッチして使用します。短時間の加圧であればプレスケール自体まで温度が伝わりませんので測定が可能です。 噴射圧の測定の場合は、ビニールの袋などに入れ使用します。または保護シートを上からかぶせ保護します。

【精度】
一定の加圧条件下、23℃65%RHで±10%です。これは濃度値ベースですので圧力値の場合はこれより若干大きくなる場合があることに注意してください。

フィルム各タイプの注文単位はいくつですか?

ロール形式(プレスケール)は1セットより、シート形式(プレシート)は1ケースより承っております。

薬品による化学反応によって赤く発色するとありますが、素手で取扱うことはできますか?

人体に対する悪影響はありません。使用している化学薬品の安全性は確認されています。但し、低圧力タイプのAフィルムを手でこすると、それだけでマイクロカプセルが割れて中の発色剤が手について、Cフィルム上にノイズとして手の汚れがつきますので、ご注意願います。

赤く発色後、一般的にどの程度の時間をおいてから測定を開始するのが適切ですか?

加圧後(発色後)10分で95%の発色をします。その後30分から1時間前後に98~100%に到達しますので測定誤差内に入り、その後ゆるやかに退色します。一定時間後に測定することは測定の条件を一定にする意味でも必要であると思います。

最小測定可能面積はどのくらいですか?また、測定可能な加圧速度はどの程度ですか?

0.1mm角が最小測定面積です。これは0.1mm角に各種のマイクロカプセルが均一に塗布されていることを意味します。
※専用機器による解析では0.125㎜角が最小測定面積となります。

【圧力とマイクロカプセルとの関係】
マイクロカプセルのサイズとカプセルの壁面の強さにより圧力との関係が決まります。カプセルのサイズが大きいと弱い力で割れ、小さいほど強い力でないと割れません。また壁面が薄いほど弱い力で割れ、厚いほど強い力でないと割れません。プレスケールには数十種類のサイズと壁面の強度を変えたカプセルが使用されております。カプセルのサイズは数μから十数μのサイズです。当然高圧のプレスケールの方が使用しているカプセルのサイズは小さくなり、低圧の方が大きくなります。

【濃度とマイクロカプセルとの関係】
発色の濃度はマイクロカプセル内の発色剤と顕色剤の反応する量によって決まりますので、マイクロカプセルの破壊量と比例します。

【加圧速度】
最短の加圧速度はmsec.オーダーの加圧時間でも応答いたします。μsec.オーダーではマイクロカプセルや顕色剤が力を吸収しますので100%の応答が得られません。最長の加圧速度については繰り返し力がかかるような状態でなければ制限はあまりありません。

発色剤の発色はどのくらいの期間で色あせなどの劣化が始まりますか?また、発色後のフィルムを長期間保存する場合の有効期間と方法を教えてください。

発色後のプレスケールは紫外線により退色が促進され、特に太陽光では10分程度で退色します。長期間の保存は紫外線をカットしていただくようお願いします。冷暗所(ex:冷蔵庫 etc)での保管をお奨めします。 退色は時間とともに少しづつ進んできますが、1週間程度では測定に問題はありません。1か月以上経ってから目視で測定する場合は、退色が進んでいますので測定器での測定をお奨めします。

単位について教えてください。

  • ■1MPa = 10.2kgf/cm2
  • ■1bar = 0.1MPa
  • ■1kgf = 9.80665N
  • ■1N = 1kgfm/s2
  • ■deca = 10、hecto = 102、kilo = 103、mega = 106、giga = 109、tera = 1012
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