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開発者インタビュー

[写真]目指したのは、スペックでは語れない美しさ。

従来のノウハウをリセットした、
ゼロベースからの出発でした。

まずは人の眼の仕組みを簡単に。眼の場合、見たもの(光)は虹彩で調節され、水晶体を通って網膜に集められます。この水晶体の形状を厚くしたり薄くしたりして屈折率を変えることで、焦点調節を行います。網膜には視細胞があり、色や明暗を判別するとともに、受けた光の強さに応じて電気信号を発生します。電気信号(≒アナログデータ)は視細胞から神経節細胞に伝達される過程で、ノイズの影響を受けにくい周波数変調(≒デジタルデータ)に変換され、視神経を通じて大脳視覚野に送られます。

[写真]富士フイルム株式会社 R&D統括本部 電子映像商品開発センター 主任技師 小田 和也

富士フイルム株式会社
R&D統括本部 電子映像商品開発センター
主任技師 小田 和也

「人の眼」にヒントを得て、
これまでにないCCDの開発を目指しました。

私たち開発チームが目指すものは、一貫して「眼で見たまま」の写真画質を実現すること。そういう意味では、確かにこれまで他メーカーにはない高い技術を提供してきたと自負しています。しかし、一枚一枚の写真を見た時に「いや、まだまだ問題があるじゃないか」と。そこがEXRの構想のスタートです。いかなるシーンでもお客様に満足いただける最高の一枚をお届けするためにはどうすればいいのか。そこでヒントになったのが、人の眼のメカニズムです。人の眼はシーンや明るさによって無意識に解像力や感度を切り替えています。これがコンパクトなデジタルカメラでできないものかと考えたわけです。つまり、解像力・ダイナミックレンジ・高感度をシーンに応じてインテリジェントに切り替えできるCCD、これまでにない最高の写真画質を提供できるCCDの開発を目指したわけです。

[写真]スーパーCCDハニカムEXR イメージ

スーパーCCDハニカムEXR イメージ

新たなカラーフィルター配列が、
トレードオフの関係を克服する答えでした。

ディテールを描写する解像力・ダイナミックレンジ・感度の3つというのは、すべてトレードオフの関係です。たとえば感度を高めようとすると画素数を減らさなければいけないというふうに、あるものを得ようとするとあるものを失うわけです。それを解決するキーとなったのが、カラーフィルターの新しい配列です。様々な配列を考えシミュレーションを繰り返しましたが、EXRの配列が解像力・ダイナミックレンジ・感度の3つをバランスよく提供できるベストの答えでした。

[写真]EXRのカラーフィルター イメージ

EXRのカラーフィルター イメージ

EXRには、私たちの
「写真への想い」がこめられています。

私たち開発チームは銀塩フィルムで育ち、写真が好きで富士フイルムに入社しています。だから「思い出の一枚」を大切にしたいし、すごくこだわりがあるのです。そんな私たちにとっても、EXRは非常に満足のいくものに仕上がっています。暗いシーンでのクリアでシャープな画像は、従来のカメラに対する不満を払拭してくれるはずですし、白とびや黒つぶれを防いだ階調豊かな風景写真も楽しんでほしい。とにかくお客様にはEXRを実際に手にとって実感していただきたい。そこにはスペックだけでは語れない美しさがあるはずです。全てのシーンに対してトータルにご満足いただけるものと確信しています。ぜひ期待してください。

[写真]EXRには、私たちの「写真への想い」がこめられています。

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