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富士フイルム レコーディングメディアの歴史
日本初の放送用ビデオテープから新世代磁性体(Bafe)を使った磁気テープまで

日本初の放送用ビデオテープを開発

1959年、第18回夏季オリンピックの開催地が東京に決まり、日本全体が沸き立っていたその年に、富士フイルムは日本初の放送用ビデオテープを開発しました。音楽用カセットテープやビデオテープが一般に普及し、磁気テープが人々になじみ深いものとなるずっと前のことです。写真フィルムの研究を通じて培ってきた塗布や分散などの高い技術を用いて、高品質な磁気テープを世界に提供したい──その思いが現実となった瞬間でした。

一方、コンピュータのデータ保存用磁気テープについても、日本で最初に世に出したのは富士フイルム。今から半世紀以上前、1965年のことです。以来、富士フイルムは磁気テープの開発・製造において常に時代を先取りし、長期保存性と大容量化を実現するために、革新的な技術を開発・投入してきました。

独自に開発した新世代磁性体バリウムフェライト

最先端技術が詰まった今日のコンピュータ用磁気テープには、富士フイルムが独自に開発した新世代磁性体バリウムフェライト(BaFe)が使われています。BaFeの研究は決して順調に進行したわけではなく、商品化までにかかった時間はなんと20年以上。その間、関係者は幾度となく挫折を味わわされました。しかし、「必ず開発できる」と信じ、技術を磨きながら、粘り強く取り組み続けました。その結果、1巻で220TBもの記録を可能にする高い記録密度を獲得し、最先端技術を要するメディアとして世界で注目されています。

この開発に取り組む姿勢は、今後も富士フイルムに受け継がれていきます。そして、新しい技術で磁気テープの可能性をさらに広げ、今後のビックデータ時代のストレージに貢献していくことでしょう。

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