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データ完全性を確保してコンプライアンス強化 カギはWORMテープ

提供:株式会社ワンビシアーカイブズ

重要な情報・データのアーカイブにおける要件の一つとして、データが原本状態から変えられないこと、改ざんされないこと、即ちデータの完全性を維持・証明できるようにすることがあります。重要なデータを長期保存するためにデータを改ざんから守るための仕組として、書き込まれたデータの上書きや消去ができないWORM(Write Once Read Many)モデルの磁気テープを採用する事も重要です。

そこで今回は、データの完全性確保という観点から、WORMテープとその有用性について紹介いたします。

データ保存の要件である完全性の確保

アーカイブとは、情報の原本を長期保存するために、保存に適した安全な環境に移して管理することを意味しています。バックアップと混同されることが多くありますが、バックアップは情報やデータの複製を有事における復旧を主目的としてシステムに戻せるようにしながら管理することです。対してアーカイブは、原本を保存目的でシステムから切り離し管理するという点において、明確に異なっています。

アーカイブの重要な要件となるのが、長期間にわたって管理対象のデータや情報を原本そのままの形で維持すること、そして使用する際には原本から変わっていないことを証明できること、すなわち情報の完全性を維持・証明することです。改ざん防止あるいは改ざんされていないことの証明も、要件としてこの中に含まれます。特にデジタルデータは文書情報と比較して、痕跡を残さないように改ざんすることが容易に可能とされており、アーカイブにおける重要課題となることが多くあります。

WORMテープの改ざん防止機能

アーカイブデータの完全性保持のために多くの企業に用いられているのが、WORMモデルの磁気テープです。WORMテープは製造過程において、テープ及びカートリッジに普通のテープとは異なる特殊な処理が施されます。この処理によって、テープドライブはテープ読み込みの際に、テープがWORMであることを認識すると同時に、テープに対する上書きやデータ消去の処理が禁止されます。また、テープおよびカートリッジに施されたWORMの特殊処理を検査することによって、偽造や不正の有無を確認することが可能となっています。これら多重の仕組によって、WORMテープは一度記録されたデータの上書きや消去を防止しています。

データ改ざん防止ニーズの動向

近年では企業によるデータ改ざんの不祥事が相次いでいることもあり、データ改ざん防止の仕組に対する企業のニーズが高まっていると考えられます。データ改ざんを含む大きな企業不正が発覚した際には、関係する企業あるいは業界内の企業に対して、同様の改ざんが行われていないかを速やかに調査することが求められることもあります。このような事態に際して、社内データの改ざんを防止する仕組を説明できる、あるいは改ざんされていないデータを提出できることは、企業にとって有利な材料となることが想定されます。
また、訴訟においてデータが証拠として用いられるケースも増加しています。この場合には、証拠となるデータが改ざんされていないか、証拠力を有しているかの証明を求められることが多くあります。訴訟対応に備えるという点においても、データ改ざん防止の仕組を整えることは企業にとってメリットがあります。

企業のデータアーカイブにおいても重要な役割を果たすWORMテープ

ここまで主にコンプライアンスの観点でWORMテープの利点を紹介いたしましたが、データの改ざんを防ぐ仕組みは長期保存、アーカイブにおいても重要な役割を果たします。アーカイブ対象として保存されるのはデータの原本です。原本としての完全性を失わないように、改ざんだけでなく悪意のない編集や更新、操作ミスによる消去などからも守る必要があります。WORMテープを用いる、あるいはWORMテープを用いたデータアーカイブソリューションを利用することで、適切なデータアーカイブ実現にもつなげることができます。

今回はデータ保存における完全性確保の意義と、その実現方法の一つとしてWORMテープについて紹介いたしました。作成中のデータやアップデートが必要なデータであれば、更新や共有しながらの作業に便利なオンプレミスのファイルサーバやクラウドストレージで管理することが効率的です。しかし原本のまま保存しなければならないアーカイブデータを管理するのであれば、改ざんや編集、消去ができない仕組となっていることは大きな利点となります。データの用途や状況に応じて適切な管理方法を選択できれば、企業のデータ管理を最適化することができます。

提供:株式会社ワンビシアーカイブズ

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