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簡単で便利!お気に入りの写真をデジカメ・スマホプリントするならフジフイルムネットプリント

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  3. みやちとーると、フジロックの話
2004年に会社を辞めて、『フジロックフェスティバル』にフル参戦。以来、毎年必ず前夜祭から4泊5日でフジロックを楽しみつつ、会場で撮った写真で個展も開いている写真家のみやちとーるさん。もちろん、この夏のフジロックも全力で満喫してきたというみやちとーるさんを囲んで、今年のフジロック写真を拝見しました。メンバーは、今年ついに初めてのフジロック参戦をはたしたラジオDJの大村真耶さん。そして、ギャラリーNADAR/OSAKAの橋本大和さん、ギャラリー・アビィの吹雪大樹さんはフジロック未体験組。さあ、フジロックフェスティバルの魅力が詰まったアルバムボックス、オープンです!

みやちとーる 写真家
1975年三重県生まれ。広告写真スタジオ勤務を経て、2004年ステキ工房を設立。フジロックフェスティバルをモノクロで写した写真展「Thank you fujirockers!!!」や、HOLGAカメラを使った写真集『永遠の夏休み』出版など、精力的に活動中。今回の取材場所となったギャラリーNADAR/OSAKAでは、橋本大和さんと共同で、10人ほどの参加者と写真を見せあって話をする、写真を見る会「写真の話」も開催している。
http://sutekikobo.exblog.jp/

みやち:作品はモノクロで撮ってるんで、普段はあまりデジカメで撮らないんですけど、今年はたまたまデジカメでも撮ってたんですよ。

吹雪:みやちさんのフジロック写真をカラーで見るのは初めてやな。だいぶ世界が変わりますねえ。

橋本:まずは並べましょうか。

吹雪:プリントにしたら、こうやってバーッと並べられるのがいいですよね。

みやち:そうそう、並べるのが重要でね。この写真の隣にあれを置くと…とか、そういうことで全然意味が違ってくる。

橋本:勝手に自由に並べたくなるんですよね。

吹雪:俯瞰できる感じが、シンプルでわかりやすい。

みやち:人にもすぐに見てもらえるし。

大村:私はみやちさんのフジロックの写真展をずっと見てたんですけど…。

みやち:そう、たぶん唯一やわ。5回の展示を全部見てくれてるのわ。

大村:そこで、こういうベチャベチャでドロドロの写真を見て、ほんとこんなシチュエーションでいい大人が遊んでいる意味がわかんなくて、どうなんだろと思ってたんだけど、今年初めて行ってわかりましたね。

みやち:この写真の足、大村さんです。

大村:絵的におかしいよ。フジロック写真家みやちとーるの世界に私も入れると思ったら、こんなエロ目線の写真が出てくるとは。

みやち:まあまあ、こういう感じとか好きなんです。

橋本:足元ドロドロで、やっぱり過酷なんや。

みやち:これでも全然マシなほう。もっとひどい足場の所もあったし、基本的には毎日雨ですね。

吹雪:だけど、大村さんはいつカメラを向けられても乱れないですね。やっぱプロ!

大村:プロじゃないですよ、普段は部屋に籠ってしゃべってるだけなんで。

吹雪:僕だと行ってすぐに、目の下に隈ができてる気がします。

大村:いやいや、私も4日間滞在して1日目にはもう疲れてましたから。でも、いやあ楽しかったですよ。みやちさんの写真を見てたんで、ある程度は想像してましたけど。音楽だけじゃなくてアート作品もそこら中にあるし。

みやち:サーカスとかもやってるから。

大村:何十メートルという棒を立てて、ただ登っていくだけのパフォーマンスをやってる人がいて、みんな「スゲェ」って見上げてたり。でも、私が見たときにはすでにおじさんは登りきってたから、高すぎて人なのかもわからないくらい。そういうのもあるから、歩いてるだけで楽しい。

みやち:こんなんもインスタレーション作品で、ちゃんと作家の人がいるんです。たぶん、目のところだけが作品で、鼻とか口は歩いてる子どもとかが勝手につけてった。いろんな敷居が低いんですよ。

大村:パフォーマーの人も、どこからが演者でどこからが一般の人かわからなかったです。

吹雪:自分の好きなペースで音楽聴いたり、何か違うことして楽しんでればいいっていう世界ですよね。

大村:一応、ラジオ番組で感想を伝えなきゃとかもあったんですけど、これでいいのかっていうくらい、ライブを見ずに楽しんじゃいましたから。

みやち:だから、ステージを撮らなくても雰囲気が伝わるのかなと思いますね。

大村:吹雪さん、来年はご夫婦でどうですか?

吹雪:いやあ、ちょっと虚弱体質なんで、半日くらいだったら…。

大村:行き帰りの時間の方が長いじゃないですか(笑)。

橋本:今回の写真って、デジカメで撮った分を全部プリントしてるんですか?

みやち:ちょっとだけ省いてるけど。

橋本:僕は撮ったやつをとりあえず全部プリントしたらいいと思うんですね。たとえば、こういう写真ってどれもいいじゃないですか。全部いいですよ。

みやち:僕は結構、セレクトのために残しますよ。おんなじような写真でも1枚だけにしてしまわないように気をつける。組む時に隣にくる写真で変わってくるから。

橋本:そこまで難しく考えなくても、パッと見たら似てるかもしれんけど、たくさんあったら全然伝わり方が違う。よく見れば実は1枚1枚違う写真だし。うん、めっちゃ楽しそうですよ。

みやち:ライブの最前列に陣取って撮ってるんです。テンションがあがってきて、振り向いてカメラを向けたら、全然知らん人ばっかりやけど、どんどんカメラに向かってピースしに来てくれて。

大村:これって誰のライブを見てる時?

みやち:Dachambo。激しいロックとかじゃなくて、ジャムバンドで。

吹雪:やっぱり音楽ってすごいですね。写真だけだと、ここまでは盛り上がらないから。

橋本:写真って普通は“この1枚”ってやるんだけど、みやちさんの場合は大げさに言ったら、"すべての瞬間がすべて美しい”って感じで。

みやち:ボツがないんよ、僕の写真は。もともと写真1枚で表現とは思ってないので。

吹雪:デジタルだと消しちゃう人が多いですよね。

橋本:それがデジタルのええところって言う人もおるかもしれないけど、僕はだまされたと思ってぜひ一度、全部をプリントしてほしいですね。

みやち:1枚だけを残して消してしまうんじゃなくて、そのまま残しておけば、どうしてそれを何枚も撮ったかっていう自分の気持ちも一緒に残るから。

吹雪:同じような写真だと思っても、数があると、そういう強い思いで撮ったんだなって、後から枚数を見て気づくこともありますよね。

みやち:残して、プリントして。

大村:確かにデジタルになって、撮ることの敷居はどんどん下がってますよね。今回のフジロックでは、私はみやちさんに借りたフィルムカメラも持っていったけど、iPhoneでもいっぱい撮りました。でも撮りっぱなしで…。

みやち:フジロックに来る人って、びっくりするくらいフィルムカメラを使ってる人が多いんです。フェスが好きな人とフィルムカメラが好きな人の嗜好が似てるんだと思うけど。大村さんはTC-1(ミノルタ)を雨に濡れながらかっぱの下でぶら下げて歩くっていうね、僕は高いカメラをそんな使い方したことない…。

大村:えっ、あれ高いんですか?

橋本:いいですよ、カメラもそうやって扱ってもらった方が幸せですよ。

みやち:そうそう。(生産中止のカメラだから)まあ、もう修理はきかないけどね(笑)。


吹雪大樹 ギャラリー・アビィ代表
トイカメラのHOLGA会を主宰。代表を務めるギャラリー・アビィでは、HOLGAの写真展をはじめ、撮影合宿など、常にさまざまな企画を展開している。HOLGA社の公式HPで「世界のHOLGA写真家10人」として紹介されるなど、写真家としても活躍。


大村真耶 ラジオDJ
レギュラー番組は、京都のα-station(89.4MHz)の『DELICIOUS DONUT』など。HOLGA会にも参加。ブログはこちら


橋本大和 NADAR/OSAKAマネージャー
写真専門ギャラリーNADAR/OSAKAにて、様々な展覧会やワークショップを企画。写真家としては、『BCCKS第1回写真公募展』で瀧本幹也による審査員賞受賞も。

吹雪:こういう写真は雨ガッパがすごくカラフルでいいですね。

みやち:そうなんですよ。最初はそれがイヤで、作品はモノクロに変えたんですけどね。

吹雪:そうなんですか。カラーのほうがハッピーな感じがしますけどね。

みやち:撮りたいものが地味だった時に、すぐにカラフルな方に目がいってしまうというか。それでちょっと伝えたいことが伝えきれないかなと思って。あと、色の配置が気になってしまうので、そういうのを無視して撮りたいし、目を向けたところにまっすぐ目を向けてそのまま伝えたくて。

橋本:だけど、フジロックの写真だと森の緑が多いから、カラーの方が森、森してる感じは出ますよね。

みやち:その森、森した感じは展覧会会場で出せばいいじゃないですか。

橋本:それで、みやちさんの写真展の時に樹を持ち込んで。

吹雪:あの展示はすごかったですね。

橋本:うち(NADAR/OSAKA)の展示空間を森にしようと、写真より先に樹が搬入されましたからね。

みやち:地元の三重県で、搬入当日に樹を切って。

橋本:でも読み間違えがありまして、だんだんと枯れてきたんです。ある朝、ギャラリーにいったら落ち葉が積もってて(笑)。あと、虫がいました。虫はあかん。

みやち:ちょっと1週間はもたんかった…。一応、昨年のモノクロの作品も持ってきたんで見てください。

吹雪:やっぱりだいぶ感じが違いますね。…このライブ風景、閑散としてますね。すごく気になります。

みやち:このライブがね、ゆったりフワフワ漂っていて超良かったんです。

大村:これはキャンプサイトの方のステージですね。Nabowaの時?

みやち:そうそう。去年から苗場プリンスホテルとキャンプサイトを使ってる人しか見られないステージができたんですよ。草原にカーペットが所々敷いてあって、ゴロンと寝っ転がって聴いてくださいと言わんばかり。横でチャイを売ってたりして。

吹雪:めっちゃピースですね、これなら行けそう。

大村:Nabowaって京都のバンドで、クラブでやる時はがんがん盛り上げるんですけど。

みやち:いやあ、この時のNabowaのライブはめちゃ良かったです。ベストにあげたくらい。

大村:だいたいフェスって盛り上がってなんぼ、みたいな感じがあるけど、フジロックは盛り上がるとか盛り上がらないとかそういうんじゃなくて、踊りたい人は踊ればいいし、寝転がりたい人はそうすればいい。

みやち:ロックフェスティバルって名前だけど、全然、ロックじゃない音楽も多くて。

吹雪:いいなあ。

大村:夜はレイブパーティみたいにもなるし。

橋本:だけど、やっぱり珍しいですよね。いち参加者でフジロックに行き続けて、しかも誰にも頼まれてへんのに写真を撮り続けてるっていう。

みやち:ほんま、誰にも頼まれてへんからね。

橋本:不思議ですよね。まあ、普通に考えると異常なんですけどすごく大事なところですよね。

みやち:僕はね、人に何と言われようと、みんなにフジに行ってほしいなという思いです。

吹雪:そのために私財を投じて、ギャラリーを借りて個展までして。

大村:でも、最初は写真を撮りに行ったわけじゃないでしょ?

みやち:最初は違うけど、2006年かな、フジロックの会場にいる時に、どうしても自分が撮ってる写真でフジの楽しさを伝えて、みんな来るようになったらええのにと思って、よし、写真展をしようと。

橋本:公式カメラマンでもないのに毎年行って、撮りまくって、すごく面白いですよね。

大村:何カメラマンっていうんでしたっけ?

吹雪:非公式カメラマン?

みやち:非公式じゃない。黙認かな。

大村:きっと仕事じゃないのがよかったりするんでしょうね。

みやち:(フジロック主催の)SMASHが主催するフジロック写真展を一緒にやった、写真家の宇宙大使☆スターさんと会場でよく会うんですけど、「好きな写真が撮れて、それ一番いいなあ」って言われますね。


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