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フジしか知らない世界 第21回 銀(Ag+)のチカラで「持続除菌」!インフルエンザ対策にもおすすめの新・除菌習慣

注射を思い出すこのニオイ…!
病院の細菌・ウイルス対策を自宅でも

こちらが「Hydro Ag+(ハイドロ エージープラス)」です。スプレーして拭き上げるタイプと、クロスタイプの2種類。医療現場で使われている“プロ仕様”の特長をそのままに、一般家庭でも使える商品として新登場しました。

除菌スプレーや除菌クロスといった製品はドラッグストアなどで目にすることも多く、皆さまにもお馴染みではないでしょうか。まずは「何が違うの?」という初歩的なところから、富士フイルム メディカルシステム事業部の方に聞いてみましょう。

「手に取っていただければ、その違いを感じることができると思いますよ。まずは『Hydro Ag+ アルコールクロス』を取り出してみてください」

では、サンプルを開けてみましょう。手にとった感じは…成分がたっぷり染みこんでいますね。そしてこれは……「注射の時の匂い」がします!

「注射の前のアルコール消毒の匂いですよね。『Hydro Ag+』のアルコール濃度は60%。高い除菌能力があるんです」 ※注射殺菌に使われるアルコール濃度は約80%。

アルコール成分が入った除菌クロスはこれまでにも使ったことがありますが、ここまで「病院らしい匂い」を感じたことはない気がします。

「アルコールはこのくらいの濃度がないと十分な除菌効果が出せません。アルコール濃度60%は、ご家庭で安全に使える最大限の除菌力を持っていますから、インフルエンザウイルスをはじめとした幅広い菌やウイルスに高い除菌効果を発揮します。

ちなみに多くのアルコールスプレーやアルコールクロスは濃度40%以下のものが多いので、実は除菌効果は限定的なんですよ」

えっ、そうなんですか!? でも、確かにこの匂いなら“効いてる”感がすごいですね。

銀イオンを含む超撥水膜コーティングで
拭いたあとも除菌効果が持続する!

アルコール濃度の高さが、除菌能力に関わることはよくわかりました。
次に、『Hydro Ag+』の商品名にもなっている銀イオン(Ag+)の効果について教えてください。

「『Hydro Ag+』の最も大きなメリットは、テーブルなどを拭いたあと、長時間にわたって除菌性能が続くことです。私たちはこれを『持続除菌』と呼んでいます。

アルコールで拭いた場合、拭いた直後はアルコールによって除菌されますが、アルコールが乾いてしまうと、空気中に漂っているウイルスや菌で再び汚染されてしまいます」

アルコールによる除菌は一時的なものなんですね。

「『Hydro Ag+』は、拭いた部分に超親水性ポリマーという高分子の膜を作っています。膜に含まれる銀系抗菌剤からは常に銀イオン(Ag+)が放出され、ウイルスや菌に付着して増殖を抑制することができます」

試しにこのスマホを拭いてみると…。綺麗になるのはもちろん、ツルツルになりますね。膜ができている感じがします!

「最近はトイレでスマホを操作するという方も多いですよね。大腸菌はトイレットペーパーを重ねていてもすり抜けてくると言われていますから、スマホはぜひ『Hydro Ag+』で持続除菌していただきたいですね」

銀とともに歩んできた写真フィルムの時代
銀の新たな活用の模索から「持続除菌」は生まれた

「『Hydro Ag+』に活かされている技術は、富士フイルムが写真フィルムで培ってきた技術と関連があるんですよ」

銀イオンによる「持続除菌」と、写真フィルムの技術、一見すると違うジャンルに思えるんですが…?

「フィルム時代の写真を『銀塩写真』と呼ぶことはご存じの方も多いと思います。写真はハロゲン化銀に光を当てて反応させて画像を記録していますが、富士フイルムの高画質を追求してきた歴史は『銀をどれだけ細かくして、綺麗に分散して塗布するか』の歴史だといってもいいかもしれません」

銀が分散して存在する…、これは『Hydro Ag+』で拭いたあとの銀イオンの膜と似ていますね!

「歯の治療に銀を使ったり、銀食器が大昔から珍重されていることなどからもわかるとおり、比較的体に安全な金属であり、かつコラーゲンが主成分の写真フィルムがいつまでもかびたり腐ったりしないことから銀イオンに除菌効果があることは知られていました。
そこで、『ナノレベルで銀イオンを分散させれば高い除菌機能をもつ材料ができるのではないか』と考えたんです。これは、長い間フィルム開発を行ってきた富士フイルムだからこそ出てきた発想だと思います」

写真と除菌ではまったく違うイメージですが、核となる「銀の分散」という観点では驚くほど共通しています。

「写真記録がデジタルカメラに移行していく中、2003年くらいから、富士フイルムのフィルム製造技術を違う分野に活かすことができないか検討していました。『Hydro Ag+』は、そんな試行錯誤から生まれた製品でもあるんです」

年間1万人(合併症を含む)が命を落とすインフルエンザ
きちんとした除菌環境を家庭にも広げていきたい

『Hydro Ag+』はこれまで医療現場用として使われてきたそうですね。

「医療現場でも多くの評価を行い、除菌効果が認められてきました。院内の病床カーテンに噴霧して1ヶ月たっても除菌効果が変わらないと言った報告も有り、私たちも『Hydro Ag+』の効果には自信を持っています。
これから冬を迎え、特にインフルエンザが流行する季節ですが、インフルエンザは年間約1000万人以上が発症すると言われています。そのうち、1万人近くの方(厚労省QAより)がインフルエンザを起因とする合併症を含め命を落とすという重大な社会問題でもあります。
『Hydro Ag+』によって、医療現場レベルの『除菌の常識』を、一般のご家庭でも常識にしていきたいと考えています」

命の危険までは行かなくても、家族がインフルエンザになると登園・登校や出社ができなかったりと、体調だけでなく生活にも大きな影響が出ますね。

「病院では感染者を隔離することもできますが、家庭では現実的には難しいですね。一方、インフルエンザ患者が使った食卓で食事をするということは、ウイルスが存在する可能性が高い食卓から食事と一緒に体内に取り込んでしまう可能性があるということが一般的に言われています。
『Hydro Ag+』のような、しっかりとしたエビデンス(根拠)を持ったもので、しっかりと感染予防をしていただきたいと思います」

受験を控えた学生さんの家庭でも、感染予防が大きな問題になります。本番で後悔しないためにも、『Hydro Ag+』は強い味方になりそうですね。

【関連リンク】
くらしの向上プロジェクト!インフルエンザ予防について

取材を終えて、「これまで自分がどれだけウイルスだらけの環境にいたことか!」と実感…。自分のためはもちろん、家族や周囲の人のためにも、しっかりとした感染予防をしなくては、と思いました。
今年のインフルエンザは、『Hydro Ag+』で未然に撃退しましょう!
詳細はこちら

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