人はそれぞれ、大切なときをいつまでも残したくて写真を撮っています。
あなたは、どんな写真を撮っていますか?
ここでは、あなたの街にもいる「普通の人」が撮っている ”日常の写真”とその”想い”について、シリーズでご紹介します。


自宅リビングはまるで飛行機の中!?20代会社員が撮る旅と飛行機の写真
飛行機が大好きで
空港近くに引っ越し
都内の企業で働く20代会社員の宮下裕子さんは、ご主人と二人暮らし。飛行機が大好きで、毎月のように飛行機に乗っては、国内外を旅しています。「実家が徳島空港のそばにあって、庭から飛行機が見えるんです。幼いころから身近に飛行機があったので、自然に好きになったんだと思います」と朗らかに語る宮下さん。
飛行機好きが高じて、昨年1月には羽田空港の近くに念願のマイホームを構えました。「もう、最高です(笑)。飛行機の進行方向は風向きによって変わるのですが、北風の日には朝7時半ごろに、ちょうどわが家の上空を何便か飛んでいきます。それをベランダから見るのがたまらなく好きなんです。今日も1日がんばろう! と思える瞬間ですね。それから街が寝静まったころ、エンジン音を聞きながらベッドに入るのもとても幸せな時間です」
ご主人も飛行機好きで、空港近くに引っ越すことは二人の希望だったそうです。新居のインテリアも飛行機にちなんだテイストにこだわり、リビングには飛行機のシートや行先案内板、機内食用のカートなど、めずらしい航空アイテムが勢ぞろい。ちなみにこうしたアイテムは、オークションや知り合い経由で入手することが多いそうです。
「お気に入りは米国航空会社の国内線ファーストクラスで使われていたシートです。昔はあちこち飛び回っていたんだろうなとか、私の前にはアメリカ人夫婦が所有していたそうなので、その夫婦にはどんな思い出があったんだろうとか、あれこれ考えながらシートでくつろぐ時間が好きです」

旅心をかきたてる
飛行機のある風景写真
そんな宮下さんのカメラには大好きな飛行機の写真がいっぱい! 「写真は思い出を切り取った大切なもの。その写真を見るだけで、当時のことが浮かんでくるような写真を心がけています」。撮ったときの気持ちや状況をより鮮明に思い出せるように、飛行機だけでなく、まわりの風景も一緒に入れることが多いといいます。
旅そのものも好きなので、旅先でもカメラは大活躍しています。「心を揺り動かされるようなフォトジェニックな風景が大好きです」という宮下さんの写真は、見れば旅心がそそられるものばかり。撮った写真はブログにも活用しており、飛行機への思いや旅の思い出をすてきな写真と文章でつづっています。
将来の夢は、好きな旅や航空のことを文章にして、多くの人と共有することだという宮下さん。「言葉にはパワーがあると信じているので、読むと元気が出てくるような文章を書くライターになりたいと思っています。そのとき、文章と一緒に、イメージがより広がる写真を添えられたらベストですね」。そういって目を輝かせながら、夢を大空に描いています。


都内で勤務する20代会社員。旅と航空が大好き。飛行機は乗るのが好きで、毎月どこかへ出かけている。
http://ameliacafe.seesaa.net/