危険!水に濡らしたふきんは雑菌だらけ

そのふきん、本当に清潔ですか?

食中毒の原因は、食べ物だと思われがちですが、それだけではありません。まな板や包丁などの調理器具、スポンジ、ふきんなどの汚れが原因になることもあります。

なかでも「ふきん」は細菌が繁殖しやすいアイテムのひとつ。細菌は、水分・温度・栄養の条件がそろうと繁殖するため、濡らして汚れを拭いたふきんは、繁殖の好条件がそろってしまいます。

食事の前にテーブルを拭いても、もし、そのふきんが不衛生なら、逆には雑菌を塗り伸ばして広げているだけ。あるテストでは、一般家庭のふきんの約60%に大腸菌、約40%に黄色ブドウ球菌や腸炎ビブリオなどが認められたそうです。

ふきんのお手入れは、洗浄・消毒・乾燥

ふきんを使うなら、テーブル用、食器用など、用途別に複数用意して使い分けるとよいでしょう。使ったあとは、すぐに石けんや洗剤でよく洗い、消毒をして、乾燥させてから使います。乾燥は天日干しが理想。また、消毒の方法はおもに以下の2つです。

  • ・煮沸:熱湯(85℃以上)で1分以上を目安に
  • ・漂白剤:消毒とともに漂白もできる

カンタンなのは「除菌スプレー+キッチンペーパー」

忙しくてふきんのお手入れがちょっと面倒……という人におすすめしたい拭き掃除アイテムが、「アルコール除菌スプレー+キッチンペーパー」。テーブルにアルコール除菌スプレーをシュッと吹きかけて、乾いたキッチンペーパーでまんべんなく拭くだけで完了。使い捨てのキッチンペーパーならいつでも清潔です。

アルコール除菌スプレーは大腸菌にも効果があるので、食卓の除菌にぴったり。このとき、持続効果のあるアルコール除菌スプレーを使えば、さらに長く清潔な状態をキープできます。より、ふきんに近い感覚で使いたい人には、シートタイプのアルコール除菌クロスもおすすめです。

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