インフルエンザ予防について

インフルエンザといえば、今年はインフルエンザワクチンが不足しているってニュースでやっていたけど、日本ではどれくらいの人が予防接種してるんですかね?うちでは、息子がはじめてインフルエンザにかかったとき、病院の先生に予防接種を受けていなかったことを注意されて、次の年から反省して、家族全員受けるようになりました。
でも私がこどもの頃うちの母なんて、「うちは病気に強い家系だから、予防接種なんて受けなくていいわよ~受けたかったらうけなさーい!」と言っていて、今考えると、ちょっとかわった家族だったんですけど、本当に父・母・私・弟・妹、家族5人全員インフルエンザにかかることなんてなかったんですよね。免疫力がそうとう強かったのかな?

でも、今やこどもが行っている保育園や小学校、学童…。みんな順番のようにインフルエンザにかかるんですよね。本当にこの違いってなんなのか!って思っちゃう。うちの息子なんて、毎年のように、A型もB型も…。

毎年、インフルエンザにかかっていて、それがA型もB型も…となるとお母さんお父さんも大変ですよね。

そうなんですよ!かかるだけならまだしも、もう後半は熱も下がるじゃないですか。でも、出席停止だし、宿題もないから、おうちでのんびりしちゃって。

あぁ、でもわかるなー。堂々と休めちゃいますねっ(笑)

でも、こどもがインフルエンザにかかったら、潜伏期間中は学校に行っていたから他の人にうつしてないかとか、いろいろ考えますよ。高熱もでるから心配だし、インフルエンザ脳症などの合併症も怖いから、看病疲れしますよ。会社休むのだって、みんなに迷惑かけちゃうし。

あー、そうか…。でも少しはゆっくりできるんじゃないですか?

できないでしょ!仕事のフォローだってしないといけないし、1日中こどもの様子みて看病しながら家事やって…他の家族にうつらないように気をつけて…。いつもより忙しいくらいですよ。

そうか、大変なんですね…。

大変ですよ!だから余計に「インフルエンザってなんとかならないの!?」って毎年、思います。あべさん、あべさんがくわしい、菌やウイルス絡みのお話ですが、何か知っていることありますか・・・?

医師ではないので医学的観点では申し上げられませんが…。ただ、ご存じの方も多いと思いますがインフルエンザの予防接種は「かからなくする」ものではなく、「発病を抑える」ものであり、かつ「重症化」を抑える効果もあると言われています。感染しないという効果があるものとは言えないですよね。
また、ワクチンも今年流行すると予測された型に効果があると言われており、実際流行した型が異なると効果は非常に限定的と一般的にいわれております。
このため予防接種を受けてもインフルエンザにかかってしまう患者さんがでてしまいます。

そう言われていますよね。僕は、最近、たかはしさんに教えてもらってはじめて知りました。てっきり、インフルエンザは予防接種をしたらうつらないのかななんて思ってましたが…。

結局インフルエンザにかかっちゃうのは、わかるのですが、そこをなんとか少しでも予防できないものかと。

そうですねぇ…。

なんでもいいので、ヒントをいただけないでしょうか?全国で困っている人たくさんいると思うんです!

「菌・ウイルス」の観点からいうと、もっと賢く予防する方法はお教えできると思います。インフルエンザウイルスは、くしゃみなどによる唾液飛散による飛沫感染や、ウイルスが机やドアノブなどに患者を介して様々なところに付き、それを触り口や粘膜に手で運ぶことで起きる接触感染があると言われています。
最近はインフルエンザの流行期はマスクを着用する方が大変増えて、直接患者さんのくしゃみを直接受けることは減ったと感じています。その一方、私はいつウイルスが手につくかわからないことで起きる接触感染に特に注意しています。
この対策として、一番簡単なのは菌やウイルスを水で洗い流してしまうこと、要するに、昔から言われている通り、こまめな手洗いは効果があると言われています。もちろんアルコールでの手消毒も効果があります、常備しているところも増えていますからぜひ活用してください。また、手で触る可能性がある周りのものをしっかり除菌してウイルスが付着するリスクを減らすことも大切だと思っています。
また、家族にインフルエンザ患者が発生した際は、患者さんがウイルスをまき散らしてしまうので、特にリビングルーム、キッチン、洗面台やトイレなど共有スペースはしっかり除菌することをお奨めします。

なるほど、やっぱり、昔から言われていることって、それなりの意味があるんですね~でも、どれくらいのレベルでやればいいのかわからないし、四六時中、手洗いしてるわけに行かないですよね。

そうですね。ただ除菌をちゃんとできていないケースも多いなと感じています。例えばアルコール度数が低いものだと除菌がしっかりされなかったりしますし、菌が残っていると菌の種類によってはまたすぐに増えてしまうこともあるんです。

じゃあ手洗いうがいをしつつ、除菌を取り入れるといい感じですか?

そうですね。結局インフルエンザにかかって辛い思いをして、激混みの病院に行って長時間待ってようやく検査してもらい、薬をもらって、学校や会社をお休みして・・・・という流れを考えると、除菌しながら生活を管理することのほうが、ずっと手間もお金もかからずに済みますよね。
でもインフルエンザに100%かからないってことはないですから、予防接種の意味をしっかり理解しつつ、菌やウイルスの除菌を心掛けるのが大切なのではないでしょうか。

インフルエンザに100%かからない!方法はないけど、予防のためには「除菌」が大切なポイントになることはわかりました。
明日から我が家では、うがい!手洗い!に加えて、「身の回り除菌!」をルールに追加します!

それはとてもよいですね。ぜひ試してみてください!あ、ひとことに「除菌」と言っても、いろんなタイプの除菌があるのはご存じですか?

ど、どういうことですか?除菌は除菌じゃないんですか!?

うちの息子が小さい時に、よくウェットティッシュを買ってましたが、種類って「アルコール入り」か「アルコールなし」かくらいの違いかなと思ってました。それで勝手にアルコール入りは除菌できる方と考えて、使い分けしてましたね。

除菌がしっかりできる濃度のアルコールで除菌した場合、拭いた直後はアルコールによって除菌されますが、アルコールが乾いてしまうと、空気中に漂っているウイルスや菌で再び汚染されてしまう可能性があるのです。

えっ!アルコールによる除菌は一時的なんですかっ!?

はい。アルコールはすぐ乾燥してしまうので。市販で手に入るアルコールスプレーやクロスは、アルコール濃度が40%以下のものが多いので、実は除菌効果は限定的なものもあるんですよ。高い除菌効果が認められているアルコール濃度が60%以上をお奨めします。

えっ!今使っているアルコールスプレーの濃度ってどれくらいだろう…?

アルコール濃度も重要ですが、先ほども言ったように、除菌した後も重要なんです。最近は、除菌用品の中には、持続効果が期待できるものもあります。例えば、拭いた部分に高い除菌性能を持つ銀イオン(Ag+)の膜を作ってウイルスや菌の増殖を抑制して除菌状態を持続させるものもあるのです。インフルエンザ予防にも役立つのではと思いますよ。

そうなんですか!?初耳です!私、もう10年近く母親やってきましたけど…。ちょっとびっくりですね。友だちにも教えてあげなきゃ!

僕も、持続除菌、興味でてきました!うちの妻にも教えてあげよう。

「持続除菌」は、日常のくらしの中で想像以上にいろんなところで活躍してくれますよ。今度また、別の機会に話しますね。

しかし、たかはしさんちのお母さん、「うちは病気に強い家系だから!」って言い続けて本当に家族全員、健康に過ごしてたんだから、キモチの持ちようも大事ですね!

「病は気から」なんていいますからね(笑)。でも、さっそく持続除菌やってみます!あべさん、今日はありがとうございました。また教えてください!

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