2012年3月17日 — 気仙沼市、陸前高田市を訪問
被災地の現場で写真救済活動を行っている方々を訪問して2日目は、気仙沼市、陸前高田市を訪問しました。
2012年3月17日(土)は気仙沼市で写真救済活動が行なわれている旧月立中学校を訪問しました。気仙沼市の市街地から内陸に車で15分ほど走ったところに旧月立中学校はあります。廃校になったこの校舎の1階に津波で流されて持ち主がわからない思い出の品々が展示されています。
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気仙沼市でも洗浄した写真をデータ化して顔検索で持ち主探しができるようにしています。気仙沼市ではそれに加えて写真ごとに結婚、成人式、家族、スポーツ・・・といったタグ情報を付加してキーワード検索もできるようにしています。
デジタル化による検索はあくまで写真を持ち主に返すため。現物の写真そのものを大切に考えているのは気仙沼市も同じです。「データと現物とでは見つけた時の喜び方も違う」とリーダーの高井晋次さんもおっしゃっていました。
私たちがお邪魔した際には、ボランティアの方々による写真洗浄も行われていました。瓦礫の中から写真が見つかって届けられることが今なおあるとのこと。また、「津波で汚れた写真を洗って欲しい」と持ち主から依頼されることもあるのだそうです。洗浄した写真は乾燥機にかけて乾燥し、高速スキャナーで即座にデーター化されていきます。
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ここ気仙沼市でもスタッフの方々が写真を探しにきた方に寄り添いながら懇切丁寧にサポートします。旧月立中学校は市街地からは少し離れていることもあり、市街地にある施設に出向いていって持ち主を探す取り組みも行なっているそうです。
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昼からは気仙沼市のスタッフとともに陸前高田市へ向かいます。陸前高田市には仮市役所のそばに津波で流された写真を返却する「思い出の品コンテナ」があります。コンテナの中にはカゴを工夫して作られた棚があって、全国のボランティアの方々が洗った写真がポケットアルバムに入れられて整然と並べられています。狭いコンテナの中は真剣に写真を探す方々で厳粛な雰囲気が漂っていました。
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コンテナを出て、仮設食堂で気仙沼市と陸前高田市のスタッフの初顔合わせ。それぞれの取り組みについて情報交換をします。デジタル化のこと、仮設訪問のこと・・・話は尽きません。これを機にそれぞれのまちの持ち主探しが進展すればこんなに嬉しいことはありません。
今回の訪問で、現場の方々が写真の持ち主を探すために本当にさまざまな取り組みを行なっていることを知りました。それは、日々、写真を探しに来る方々や写真を見つけて喜んでおられる方々に接し、「写真は必要」と確信されているからこそできることなのだと思います。写真が大切に思われていることをあらためて強く感じた2日間でした。