GX680III/IIIS Professional : 特長
1台で自在にフォーマットを操る高精度モータードライブ&マルチフォーマット
フィルムホルダーをそのまま使えば6×8cmフォーマット。
さらにワンタッチで装着できるフォーマットマスクの使用により、6×7、6×6、6×4.5と全4種類のフォーマットで撮影が可能です。
もちろん使用するフォーマットはカメラが自動認識し、撮影枚数を自動設定。商品写真、ポートレート、ロケなど、撮影目的やシチュエーションに合わせて、プロフェッショナルの表現領域を1台で大きく広げます。
高次元の精度を実現した、独自のフィルム給送技術
フォーマットマスクの装着により、各画面サイズを正確に給送制御
まず、ホルダーへのフィルム装てんにより、フィルムと遮光紙を接合するテープの先端、つまりフィルムのスタート位置をセンサーが検知して1コマ目を自動セット。各撮影画面サイズと画面間隔の給送量は、カウンターローラー軸に直結したエンコーダーの回転をカウントすることで計測し、均一かつ正確に電子制御して給送します。画面サイズによって異なる給送量は、装着されたフォーマットマスクの種類(6×8の場合は不使用)によって自動設定されますので、フィルム、フォーマットマスクのスタンバイが終わればあとはすべてカメラまかせ。マルチフォーマットへの発展は、高度なセンサー技術と、きわめて精密な電子制御技術の融合によるものです。
※撮影途中のフォーマットの変更はできません。
6×8
スペースに無駄がなく、絵づくりしやすい6×8cmフォーマット。印刷に最も多く使用されるA判・B判に適したフォーマットで、トリミング効率は抜群です。
(撮影枚数:120/9枚 220/18枚)
6×7
六切、四切など、各種プリントの縦横比に近い6×7cmフォーマット。プリントを前提とした作品づくりに、またポートレートをはじめとする営業写真分野に。
(撮影枚数:120/10枚 220/20枚)
6×6
スクエアな6×6cmフォーマット。タテ位置・ヨコ位置にとらわれない撮影感覚と、トリミングの自由度の高さは6×6cmフォーマットならでは。
(撮影枚数:120/12枚 220/24枚)
6×4.5
たとえばロケやポートレートなど、撮影枚数の多い時に最適。高精度なフィルム給送により、35mm判なみのショット数を実現しています。
(撮影枚数:120/16枚 220/32枚
レンズ面、全アオリ機能搭載
プロフェッショナルの意図に応える、多彩な表現力
ティルト上下、スウィング左右各12°の回転アオリ、ライズ・フォールズラシ上15mm・下13mm、そして、シフト左右各15mmのボードズラシが可能。風景、ポートレート、商品撮影、料理写真などさまざまなシチュエーションで、大型カメラに迫る多彩な表現力を発揮します。
※GX680IIISは、アオリ機構を備えていません。
ライズ/フォール
仰角・俯瞰撮影で倍率差によって生じる遠近感の違いを補正。建築物の撮影やポートレートに。
ティルト
レンズ面のティルトにより、被写界深度を拡大。近接撮影時の商品・料理写真にはきわめて有効。
スウィング
迫力重視の商品撮影などに。パースペクティブを強調しながら、手前から奥までシャープに描写。
シフト
フレーミングを変えることなく、ガラス面の反射など、不要なライトの写り込みを防止。