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花火の撮影にチャレンジしませんか?

 

[写真]

2015関門海峡花火大会
撮影機材: FUJIFILM X-T1 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

川開きやお盆の季節には、各地で花火大会が催されます。場所によっては、一晩で数万発の花火が打ち上げられる大会もあるようです。
夏の風物詩の一つ、打ち上げ花火を撮影してみたいと思われる方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか?
この撮影ガイドでは、打ち上げ花火の撮影でご注意いただく点と、撮影テクニックをご案内いたします。

まずは撮影場所を決めましょう

[画像]風下の画像

カメラやアクセサリーの準備が整ったら、重要な撮影場所を決めましょう。成功の半分は、撮影場所で決まるといっても過言ではありません。
あらかじめ下見をしていただくか、少し早めに会場にお出かけいただくことをおすすめします。

  • 花火大会などは大勢の方が来場されます。混み合う場所で三脚を立てると、周りの方に迷惑をかける場合がありますので、ご注意ください。※会場からやや離れた場所から撮影するのも一案です。

  • 風向きが重要です。風下から撮影すると、花火の煙でぼやけてしまうことや、花火の燃えカスが降ってくることがありますので、風下を避けて撮影する事をおすすめします。

  • 真下に近い場所よりも、打ち上げ花火の発射される位置から約400m~500mくらい離れた場所が適しています。


どんなカメラが向いているの?

デジタルカメラに特殊な機能が搭載されていなくても特に問題ありませんが、搭載されていると撮影の幅が広がる、おすすめの機能をご紹介します。

  • マニュアル露出搭載、特にバルブ撮影ができるとさらに良いでしょう。

  • マニュアルフォーカス搭載。

  • ケーブルレリーズやリモートコードが使えるカメラ。

該当する当社製デジタルカメラ

【交換レンズ(単焦点) レンズ交換式デジタルカメラ用】

【交換レンズ(ズーム) レンズ交換式デジタルカメラ用 】

製品の購入

撮影アクセサリー

必須アクセサリー

【三脚】

[画像]三脚イメージ

シャッタースピードが遅くなるため、できるだけしっかりとした三脚がおすすめです。


【予備バッテリー】
長時間露光のため、バッテリーの減りが早くなります。予備バッテリーがあると安心です。

[画像]予備バッテリー

あると便利なアクセサリー

【レリーズ/リモートコード】
シャッターボタンを押した際のブレを抑えるため、ケーブルレリーズやリモートコードの使用をおすすめします。

※コンパクトタイプデジタルカメラにはリモートコード・ケーブルレリーズは使用できません。セルフタイマー“2秒”で代用していただくことをおすすめします。

  • [写真]シャッターショックを和らげるための「リモートレリーズ」「ケーブルレリーズ」
    リモートレリーズ(電子式)
  • [写真]シャッターショックを和らげるための「リモートレリーズ」「ケーブルレリーズ」
    ケーブルレリーズ(機械式)

【NDフィルター(減光用フィルター)】
連発の花火(スターマイン)などでは、長時間露光をすると、明るくなり真っ白になってしまうことがあります。
このような場合は、NDフィルター(減光用フィルター)を使うと良いでしょう。
状況により、NDフィルターの濃度は違いますが、ND-8(3段分)が使い勝手がよく、おすすめです。

※フィルターの取り付けができない機種でも、レンズの前にかざすだけで有効です。

[画像]lケーブルレリーズ、リモートコード RR-80

カメラの撮影設定

カメラ設定の目安

  • マニュアル露出モードが便利です。打ち上げ花火が炸裂してから、開ききるまでの時間、シャッタースピード3~4秒程度が良いでしょう。
    また、絞りはF8.0前後で明るさに応じて調整してください。
    ※露出は場所や花火の種類/打ち上げ量で調整が必要です。予め、テスト撮影していただくことをおすすめします。
  • ピントはマニュアルフォーカスで、遠くの被写体に合わせておきましょう。
  • ISO感度は、低感度を使いましょう。花火は明るいため、ISO100程度で十分写ります。暗いからといって、高感度に設定するとかえって明るくなりすぎ、真っ白になってしまうこともあります。
  • ホワイトバランスは「晴れ」に固定しましょう。オートホワイトバランスのままで撮影されると、花火の色がうまく出ない事があります。
  • 記録画素数は、最高の設定にしましょう。少々位置がずれてしまっても、花火の部分を切り取って(トリミング) 写真にすることが可能です。
  • マニュアル露出/マニュアルフォーカスを搭載していないカメラは、後述のシーンポジション「花火」がおすすめ です。

MY FUJIFILM(マイフジフイルム)

My FUJIFILMに愛用製品をご登録いただくと、お持ちのカメラの使い方や、よくあるご質問などを簡単にご覧いただけます。


撮影テクニック/タイミング

  • シャッターボタンを押してから、実際にシャッターが開くまで若干の時間があります(シャッタータイムラグ)。
    花火が炸裂するよりワンテンポ早くシャッターボタンを押してください。タイミングが遅いと中心のない花火(中抜け)になってしまいます。
  • 連発の花火(スターマイン)の場合、明るくなりすぎて真っ白になってしまう事があります。シャッタースピードの長さに比べて花火の打ち上げ数が多いと思われましたら、手のひらなどでレンズを覆って光の量を調整してください。
    また、連発花火は前半よりも後半が見所です。始まってから少し時間を遅らせていただくと、良い結果となる事があります。
  • 花火大会の最初は、花火の炸裂する高さや打ち上げられる場所を確認して、構図の決定やズーム位置などの 参考にしてください。

成功例

[画像]花火成功例

失敗例

[画像]花火失敗例

【改善方法】

左 : 露出オーバーの写真

シャッタースピードを短くするか、NDフィルターで減光してください。

中央 : ホワイトバランスオートの写真

ホワイトバランスオートのため、色がうまく出ていません。

ホワイトバランス「晴れ」に設定(固定)してください。

右 : 中抜けした写真

シャッタータイミングが遅いため、やや早くシャッターを切ってください。

※花火の写真には、失敗はつきものですので、恐れずにたくさんの写真を撮ることが、一番のテクニックです。

シーンポジション【花火】を使用する

当社デジタルカメラには、撮影シーンに合わせて選択する「シーンポジションモード」を搭載している製品があります。
シーンポジションの【花火】をご利用いただくと、簡単に打ち上げ花火に適した設定ができます。
シャッタースピードを最長4秒まで設定可能です。また、ピントも花火の撮影に合わせて、無限大の位置に固定されるモードです。

[画像]シーンポジション【花火】

おまけ:小さな花火大会も撮影してみませんか?

家族や友人同士で花火を楽しむこともありますね。
この場合は、打ち上げ花火のように難しくはありませんので、撮影してみてはいかがでしょうか?
なお、雰囲気を生かすため、フラッシュはOFFにしましょう。
また、「ナチュラルフォトモード」にすると、フラッシュレスで雰囲気を生かした写真が撮れますのでおすすめです。

[画像]ナチュラルフォトモード

写真を撮った後はプリントしましょう!

花火を撮ったあとは、写真を美しく、また、大きくプリントして、お部屋に飾ってみてはいかがでしょうか?

[画像]スーパーデジタルプリント クリスタル

【光の反射率が高いクリスタルペーパーで鏡に映したような仕上がり】
印画紙に光の反射率が高いクリスタルペーパーを使用。凹凸を抑え、平滑性を高めた紙表面が、光を一定方向に反射。
まるで鏡に映したような光沢感が楽しめます。

【手軽に高品質プリントが楽しめる】
デジカメプリント クリスタルは、仕上がり色調を自動で補正。
お店に行って色調整する時間がない方や初心者の方でも、手軽に高品質のプリントが楽しめます。

最後までご覧いただきありがとうございました。美しい花火の撮影にチャレンジしてください。

お問い合わせ 製品やサービスに応じて、電話、FAX、メールフォームにてお問い合わせいただけます。

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