懐かしくて、心があたたかくなる写真を毎号お届けしていきます。

FUJIFILM X-T1 + XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
朝の常念岳と道祖神
~長野県安曇野市~
安曇野に新雪が降り積もった翌日に、
この地を象徴する北アルプス常念岳が
朝焼けする様子を撮りに行きました。
二本の木に挟まれた道祖神を前景に美しい山容が赤く染まります。
春になると両側に植わっている桜が咲いたり
手前の田んぼにレンゲが咲いたり
季節ごと美しい里の風景を見せてくれるので、
テレビのCMやドラマなどにたびたび登場する
撮影名所となっています。
道祖神は路傍に祀られている神様です。
手をつないだり肩を組んだり仲良くしている男女の姿が多くあり
石に刻まれた表情には心が和みます。
1963年福井県生まれ。山岳写真家・風見武秀氏に師事した後、フリーとなり、日本各地の農村風景、自然風景、などを対象に撮影を続け、新潟県魚沼、埼玉県見沼田んぼ、を集中的に取材している。近年は人の営みが感じられる『ほっと風景』をテーマにした作品作りをしている。