懐かしくて、心があたたかくなる写真を毎号お届けしていきます。

FUJIFILM X-T1 + XF10-24mmF4 R OIS
熊野古道
~和歌山県田辺市~
世界遺産に登録されている熊野古道は
熊野三山の信仰で昔から多くの人たちが歩いた道で、
中辺路、中辺路、小返路など、山間や海辺の道があります。
11月末に中辺路の「とがの木茶屋」を訪ねると
周囲は紅葉の見ごろを迎えていました。
朝の撮影では空気が澄んでいて気持ちがいいです。
それだけでなく、朝は葉っぱがみずみずしいことから紅葉の色彩も鮮やかです。
低い光線が建物や道に美しい影を作り立体的な表現となります。
朝の撮影は写真の表現力を高めてくれるのです。
早起きは三文の徳とはよくいったものです。
1963年福井県生まれ。山岳写真家・風見武秀氏に師事した後、フリーとなり、日本各地の農村風景、自然風景、などを対象に撮影を続け、新潟県魚沼、埼玉県見沼田んぼ、を集中的に取材している。近年は人の営みが感じられる『ほっと風景』をテーマにした作品作りをしている。