懐かしくて、心があたたかくなる写真を毎号お届けしていきます。

X-T1 + XF60mmF2.4 R Macro
椹平(くぬぎだいら)の棚田
~山形県朝日町~
コンバインで一気に稲刈りと脱穀をするのではなく
機械や手で刈り取り束ねた稲をじっくり天日干しして、
それから脱穀するのは、手間がかかりますが、
お米が美味しく出来上がります。
その干し方は日本各地で違います。
東北地方では棒掛けの風景をよく見かけます。
椹平(くぬぎだいら)の棚田の
扇状のゆるやかな傾斜に棒掛けがたくさん並びます。
昔ながらの風景に心休まります。
今季は全国的に長雨の影響でお米が乾かなくて心配です。
太陽光線が降り注ぐ日が続くことを願うばかりです。
1963年福井県生まれ。山岳写真家・風見武秀氏に師事した後、フリーとなり、日本各地の農村風景、自然風景、などを対象に撮影を続け、新潟県魚沼、埼玉県見沼田んぼ、を集中的に取材している。近年は人の営みが感じられる『ほっと風景』をテーマにした作品作りをしている。