懐かしくて、心があたたかくなる写真を毎号お届けしていきます。

FUJIFILM X-T1 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
干し柿
~山梨県富士河口湖町~
小春日和の朝に、
軒先の干し柿が鮮やかな朱色を見せています。
写欲をそそられて近づくと周囲には甘い香りが漂っています。
障子に映る影はまるで音符のよう。
懐かしいメロディーが聞こえてきそうです。
いろいろな角度から撮影をしていると
カメラを持った人たちが撮影にやってきます。
「こんにちは」という挨拶から会話が始まると、
旅情をくすぐられ温かな気持ちになります。
秋の代表的な風物詩「干し柿」は、
10月から12月にかけて日本各地でみられます。
1963年福井県生まれ。山岳写真家・風見武秀氏に師事した後、フリーとなり、日本各地の農村風景、自然風景、などを対象に撮影を続け、新潟県魚沼、埼玉県見沼田んぼ、を集中的に取材している。近年は人の営みが感じられる『ほっと風景』をテーマにした作品作りをしている。