撮影ステップアップ
一つ前の項目で人物の背景をぼかす設定を案内しましたが、あまりきれいにボケないことはありませんでしたか?
絞りを開いてもきれいにボケない場合は撮影テクニックでボケやすくする方法があります。
人物撮影のテクニックをご紹介します。
撮影ワンポイント
「人物と背景を離す」 「人物に近づく」
絞りはピントの合う範囲を調整することができますが、壁等が人物に近い場合やカメラから人物が遠い場合は、十分にボケません。
ちょっとしたテクニックですが、ご紹介します。
早速設定してみましょう
【背景が近いサンプル】
背景(壁など)と人物が近い場合、ピントの合う範囲に入ってしまい、うまくぼけてくれません。できるだけ、人物と背景は離した状態で撮影しましょう。
【被写体まで遠いサンプル】【被写体に近いサンプル】
ピントを合わせる位置が遠いほどピントの合う範囲が広くなる特性があります。可能な限り、近づいて撮影することをおすすめします。
また、どうしても近づけない場合、望遠側にズームする(FUJIFILM X10)、望遠レンズに交換する(FUJIFILM X-Pro1)とピントの合う範囲が狭くなりますので試してみてください。
<さらにワンポイント>
背景が暗い場合や一つの色だけだと実際にボケていても効果がわかりにくい事があります。
背景が明るめの状態で撮影することと、複雑すぎてもいけませんが、やや模様やコントラスト(メリハリ)のある背景を選択してください。
背景が暗い場合や一つの色だけだと実際にボケていても効果がわかりにくい事があります。
背景が明るめの状態で撮影することと、複雑すぎてもいけませんが、やや模様やコントラスト(メリハリ)のある背景を選択してください。
10回にわけて案内してきましたが、いかがでしたでしょうか?
状況に応じてすこし調整していただく事もありますが、いろいろ試すと写真を撮る楽しみが増えると思います。
より楽しい写真ライフを満喫してください。