撮影ステップアップ
雑誌などで、水の流れが絹のように滑らかに写っている写真を、一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか?
一見、高度な技術が必要そうですが、ちょっとした設定で比較的簡単に撮影することができます。
コツと必要なアクセサリーなどをご紹介いたしますので、ぜひ挑戦してみてください。
撮影ワンポイント
「水の流れを表現するには?」
滝や渓流などの水の流れを絹のように滑らかにするには、シャッタースピードを遅くすると効果的です。
早速試してみましょう
撮影感度をISO100等に低く設定し、できるだけシャッタースピードが低速になるよう調整します。
併せて、ご使用のカメラに絞り優先オートが搭載されている際は、F10など、できるだけ絞りを絞り込んでください。
<ご注意ください>
設定できる絞りは機種により異なります。
絞りの数字は大きいほど絞り込んだ状態です。
一部の機種には、絞り優先オートを搭載していない場合がございます。
シャッタースピードを低速にすると、手ぶれ発生の可能性が高くなります。三脚など、カメラを固定する機材のご利用をおすすめします。
設定できる絞りは機種により異なります。
絞りの数字は大きいほど絞り込んだ状態です。
一部の機種には、絞り優先オートを搭載していない場合がございます。
シャッタースピードを低速にすると、手ぶれ発生の可能性が高くなります。三脚など、カメラを固定する機材のご利用をおすすめします。
ご参考までに、下の写真は1/1000秒で撮影したものと1/4秒で撮影したものです。
高速シャッタースピードの場合、水の滴が止まって写りますが、低速シャッタースピードの場合、絹のように写ります。
低速シャッタースピードに設定できない場合は?
感度を下げても露出が合わない場合や、絞りを絞ってもシャッタースピードを低速に指定ができない際は、「NDフィルター」と呼ばれる光の量を調整するフィルターが便利です。
NDフィルターには数種類の濃度があります。一般的には、シャッタースピード2段分減光するND-4または3段分のND-8がよく売られています。
利用用途に応じてご準備ください。なお、よく使うおすすめの濃度は、-3段分の「ND-8」です。
レンズ前方にかざすだけでも効果があります。
いかがでしょうか?川や滝にお出かけの際は、ぜひ挑戦してみてください。